My Precious Memories

2003年07月06日(日) 傍に居させて

去りゆく日々の中に。
あなたを、見つけるコトが出来たのだから。
あたしはいつでも、笑顔で朽ちてゆける。

「あたし」が無くなりそうな、予感。
明日の保証は、何処にも無い。
そして、今の確証も。

ただ、ひとつだけ。
あたしの隣で揺れる、尊い灯火。
二つの魂、重なる瞬間。
ひとつになった鼓動が、教えてくれる。

「ここにいる」というコトを。


忘れたくない想いがあるから。
伝えておきたい想いがあるから。
あたしは、ここにいるのです。
あなたの傍で、限りない明日を想うのです。

あたしがあたしじゃなくなる前に。
取り戻したいのは、あの日見た景色。
自分だけの色に染まった、無意味な空間。

手を伸ばせば、すぐに。
届きそうなのに。


なのに。


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