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■ (現実を、生きているかい?)
「現実を生きていますか? 僕は現実感なんてありません。よくわからないのです。 生きていうるのか・死んでいるのか・よくわからない・・ それでも死なないのはきっと死にたくはないのでしょう。」
とあるページで見かけた言葉。 軽い衝撃だった。 私に、そっくり当てはまる。
「私」は。 特別強い望みもない。 やりたいこともない。 臨床心理士になりたいと思い、大学を決めたのも、 この世界で生きていくには職を持つことが必須だと考えたから。 すごくやりたいから、目指しているわけじゃないの。 「何だったら、一番マシかなぁ」と思って、頭に浮かんだのが 薬剤師と臨床心理士だった。 化学があまりにも出来なくて、薬剤師を断念したのは周知の事実。(苦笑)
「私はここにいる」という確証はどこにあるのだろう。 「この世界はある」という確証はどこにあるのだろう。 いつも、いつか、夢の中へ溶け込んでいってしまえる気がする。
水の中に息を止めて漂っているとき、 自分の周りに異質な空間があると感じるでしょう? 透明なくせに半透明で、微妙に歪んだり、きれいだったり、苦しかったり・・・
私にとっての現実世界って、そんな感じ。
でも、私が死んだら家族が悲しむことを知っている。 友達も、きっと何人かは悲しいと思ってくれると思う。 だから、死にたい、とか、死のう、と思ったことはない。
きっと孤独になったら、私はいつでも夢の中の世界へ行ってしまえると思う。 それは死か、狂気か、信仰か、それとも他の何かか・・・・・
周りの他人(ひと)がいるから、私はこの世界で生きていける。 私が行ってしまったら、きっと悲しむから、だからここにいる。それだけ。 でも、それって現実感って言うの? そこまで確かなものじゃないんだよ、これ。
自分はここにいると、思えなくなったのはいつからなのか。 それを考えると、 むしろ、自分がここにいると思えたことなどあったのか、と考えてしまう。
時々、自分の首を絞めてみることがある。 指先に脈を感じて、顔に血が上って、むくんだ様な感じになって、苦しくなる。 そのとき、少しだけ、「私はこの世界に生きている」と思う。
何度もいうけど、自殺願望はないよ。(笑)
ただ、私にはどうも、現実(リアル)に生きているという感覚が分からないのだ。
2002年03月03日(日)
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