衛澤のどーでもよさげ。
2004年06月15日(火) ヴォイスフェティシズム?

ぼくは「声」をよく気にします。アニメーションを見て育ったせいかその傾向が顕著で、ナレーターや洋画の吹き替えを誰がやっているのか、聞き分けたりします。アニメーションでそれぞれの声を聞いて「この声は○○さん(声優さんの名前)で、××(作中人物の名前)の声も演っている人」ということも勿論、直ぐに考えたりします。「好みの声」などもあります。「声ハンサム」とか「声美人」とか、感じるのですよ。

声優さんやナレーターさんやアナウンサーさんだけではなく、「自分の声質をよく理解してその上で話術を巧く組み立てる人」にも心惹かれます。

たとえば。

武田鉄矢さん。声質と話し方がぴったりと合っていて、他者を説得したり教えを説いたりするのに大変適しています。「金八先生」の話術がそのまま武田さんの話術でもあります。声の大小や抑揚を巧く用いて説得力を持たせています。武田さんに滔々と説かれると、もしかしたらとんでもないでたらめかもしれないことでも納得してしまいかねません。

竹中直人さん。この人は声優向きだと思うのです。ほんとうに「七色の声」を出します。太い男前の声も出せば、ほにゃららとした三枚目声も出します。声のみの芸ではありませんが、竹中さんの代表芸とも言える「笑いながら怒る人」など、感動ものです。

パペットマペットさん。シュールな芸風に攪乱されてしまったりするかもしれませんが、よく聞くととても心地よい声質です。牛くんもカエルくんも、どちらもです(笑)。でも、牛くんとカエルくんは、微かにトーンが違います。だから、眼を閉じていても牛くんが喋っているのかカエルくんが喋っているのかが判ります。見事な話術と御素敵声質です。

この御三方がただいまのぼくのお気に入り声&話術の持ち主です。


エンピツユニオン


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