2009年09月25日(金) おもったー。
路線バスに乗っていてふとバックミラーを見ると随分不機嫌そうなおっさんが映っていました。人相もよろしくないし、怖そうなおっさんじゃのう、などと思っていたら、そのおっさんは私でしたという昔の四コマ漫画みたいな経験をつい先日にした衛澤です。
■口髭を生やしはじめて半年ほどになります。いまだに整え方が判らなかったりで巧く手入れできないのですが、鼻の下(口の上)に毛があることには慣れました。
そこで新たに気付いたこともありまして、私はもともとシュークリームを食べるのがあまり上手ではなかったのですが、これからは更に気を付けて、安易に人前でシュークリームだのエクレアだのを食うのはやめようと思っています。
或る髭ダンディが「納豆が食えなくなる」と仰っていたのは髭装備前に聞いていたのですが、シュークリームは盲点でした。いや気付くべきだった。髭装備前からシュークリームを食べるたびに顔を汚していたのだから。ショートケーキにかぶりつくのも(人前では)やめよう。洋菓子は甘く危険。
■精神科に入院することについて、「鉄格子があって」、「拘束具があって」、「閉鎖された病棟の中で奇声を発して暴れる患者がいる」ので怖いだなんて、さてもさても前時代的なことをいまだに信じている人が、精神科に通う患者にさえいるのだということを目の辺りにして、吃驚したのしないのって。当事者ですらほんとうのことを知らないんだ。
旧い旧い病院なら鉄格子が残っているかもしれないけれど、昭和中期以降に建った病院なら既にそんなものはない。更に、鉄格子そのものについての誤解をしている人も沢山あって、気がふれた患者が脱走しないように窓に鉄格子が付いているのだと思っている人がやっぱりいまだにいる。
精神病棟の窓に鉄格子が付いていたのは、自殺衝動に駆られた患者が窓から身投げしないように安全を図るためだ。患者自身を守るためであって、病院職員や周辺住民のためではない。
拘束具は入院病棟に確かにあるけれど、それを使わなければならないほどの症状を見せる人は滅多にない。私はつごう一年ほど入院していたことがあって、ときどき自分を抑えられなくて乱暴してしまう人が私と同じ入院病棟にいたが、他者に危害を加えることはなかったし拘束具は私が入院している間には出てこなかった。
幾ら精神を病んでいても、社会性がない訳ではないのだから、無闇に何もしていない人に危害を加えるようなことはしない。むしろ、精神科の病院の外にこそそういう危険な人はいる。
また、拘束具は「他者に危害を加える危険」を予防するよりも、鉄格子と同じく抑鬱症状が強い患者の「自分を傷つける危険」の予防に専ら使われる。
閉鎖病棟は確かにある。しかし、これも旧い旧い御話の中の精神病棟のように、半地下で薄ら暗くて大きな鍵が付いた重い扉で閉ざされた閉鎖病棟なんて、ない。閉鎖病棟には完全閉鎖病棟と半閉鎖病棟があるが、完全閉鎖病棟でもそこまで閉鎖的ではない。
閉鎖病棟というのはほかの病棟との間に看護師が管理する扉があるだけだ。詰所の看護師に申し出れば、入院患者は外出止めの診断を受けていない限り出入りできる。但し門限があって、その時間を過ぎると出入りはできなくなる。それだけだ。ほかは一般病棟と何ら変わらない。
精神科の病院というのは、患者を病気の大きな原因の一ツであるストレスから解放してやらなければならないのだから、のびのびできる空間でなくてはならない。そして、まともな病院ならそのようにつくられている。私が入院したつごう一年間は、とてもゆったりと居心地のいいものだった。入院してよかったと思っている。
それから、精神科は怖いところではない。むしろ外科や産婦人科の方が怖いと言える。精神科の医師はやわらかな話術を心得ている人が多いが、外科の医師には碌に患者の話を聞かずに自分ばかり喋る人が多いし、産婦人科の医師には患者を怒る人が多い(勿論、何れもすべてがそうという訳ではない。例から外れる人も幾らもある)。
■アマチュアミュージシャンのみなさんは、自作曲のmp3ファイルをWeb上で配布したりします。これは、素人作家が自分が書いたものをWeb上で公開したり冊子にまとめて配布したりするのと同じことなのだろうと思う。
一方で、アマチュアミュージシャンのうち、歌詞が付いた曲、つまりヴォーカルが入った曲をつくる人の中には、曲の完成版(伴奏と歌唱が合わせられたもの)のほかにオフヴォーカル(伴奏のみ)のmp3ファイルを配布する人も多い。
さて、我々もの書きにとっての「オフヴォーカルファイル」というのは、いったい何に当たるだろう?
■今日見つけた名言。
・楽しい! は 便利でしょ? を凌駕します。
・おっさんは楽しいオヤジギャグを言える本物のおっさんを目指そう!
(ヒマナイヌのカワイ/日本/ライフロガー/http://twitter.com/himanainu_kawai)