衛澤のどーでもよさげ。
2009年10月09日(金) 大放出。

集めるつもりのない某コンビニのリラックマシールがいつの間にか一二点も貯まっていて、これはあと八点集めてリラックマスープマグを貰うべきか否かで思案中の衛澤です。

■これまで「日記に書こう」と思っていろいろ写真に撮っていたのですが、時間がなかったり書いている場合じゃない体調だったりで書けない日が長く続くうちに、その写真を通して何を書こうとしていたかをすっかり忘れてしまいました。
仕方がございませんので撮りためた写真を、添える「味わい深い文章」なしでずらずらっと大放出。おもしろいかもしれないしおもしろくないかもしれない。世界の未知は大抵そんなものですよね。

■タイカレー鍋。



友人が来宅時に「カレーペースト」なる調味料を持参して、私に押しつ……プレゼントしてくれました。ココナツミルクの缶詰も一緒に。「これでいつでも思い立ったときにタイカレーが食える!」という状態になった訳です。
その二、三日後だったでしょうか。鶏がらベースの薄い味付けをした鍋料理を一人で細々と食べていたときに、何かが脳裏に閃いて、私は友人に貰ったカレーペーストとココナツミルクを鍋の中に投入しました。これはもう、魔が差したとしか。
使ったカレーペーストはレッドカレーペーストだったので、鍋の中は真っ赤に。白い豆腐が赤い水面から顔を出すとまるでスンドゥブです。写真に写っている四角い白っぽいものはロールキャベツです。
そして、匂い。多種多様の香辛料の匂いと、ココナツミルクの匂い。複雑に絡み合って、独特の、そして強く記憶に残る匂いに―――これは、バンコクの街の匂い!

俺の部屋、いま、バンコク。
エキゾチックタイム、この部屋は憧れの街。JTBで行く二泊八日の旅(うそ)

カレーペーストとココナツミルクだけで手軽にタイ旅行気分が味わえました。タイカレー鍋は、かなり脂っこいのですが(主にココナツミルクのせい)、旨く食べられました。米飯にかけてカレーライスとして喰うより鍋として喰った方が私は好きです。
〆に中華麺を入れて食べたのですが、これもなかなかの美味でしたタイカレーラーメン。食べものに対する思考が柔軟な人は試してみるのもいいのではないでしょうか。

■先頃から巷で話題の「白いたい焼き」、その白さと独特のもちもちとした食感の秘密はタピオカ粉にあるのだ、と知って購入したタピオカ粉。お好み焼き粉と等量ずつブレンドしてクレープに焼いて食べたりしました。タピオカ粉が入るとすんごく弾力があってとっても腹持ちがいいです。
さて、その残りのタピオカ粉を、今度は南瓜と合わせてみました。



南瓜を電子レンジで加熱してやわらかくなったところで皮を取り除き、実を潰します。そこにタピオカ粉を適量混ぜ込んで、焼きます。スープや鍋の具として煮込んでもいいと思います。
粉を混ぜ込むときに調味料で味付けした方がいいかもしれません。甘くしてもしょっぱくしてもいいでしょう。私は味付けということがまったく頭になかったのでそのまま焼いてそのまま食べました。南瓜の甘みとタピオカ粉のもちもち感が好もしい食べものになっていました。

■秋です。スーパーマーケットでは秋刀魚が滅茶苦茶お安く購入できます。二匹一パック一九八円なんてものがあったので、それを購入。一匹はまるごと米と一緒に炊飯器に入れて炊き込み飯にしました。勿論、炊き上がってから秋刀魚の頭や中骨は外すんですよ? ま、炊飯器で炊くと圧力鍋を利用するのに近い効果があるようで、歯が丈夫な人なら頭ごと骨ごと食べられそうなほどやわらかくはなります。
さて、もう一匹はどうやって食べようかと思案して、これになりました。



秋刀魚の蒲焼丼です。秋刀魚を三枚に下ろして一ト口大に切り、醤油、酒、味醂、砂糖の蒲焼きたれに漬け、更に片栗粉をまぶして焼きます。焼けたら炊きたて飯の上に。
これだけだと殺風景なんですよね。何か彩りよく御野菜をどうにか調理したものを添えた方が、食後の満足感は大きくなるのだと思います。
そうは思っても面倒だったり材料がなかったりでいつも主食とメインだけの食事をしてしまいがちです。

■仕事の部屋で。



十五夜には月見をしました。仕事部屋の仕事をしている位置から窓外を見上げると、丁度満月が見えます。この月を観賞しつつ、月見団子を頂きました。
例年、十五夜は月が陰っている方が多く、月見団子は月を見ないで食べてしまいがちだったのですが、今年の中秋はきれいな月が見放題でした。
関西の月見団子は涙滴型(ほんとうは里芋を模しているらしいです)で、中に餡が入っていたりいなかったり外側に餡の帯が付いていたりします。私は学生を終えるまでまん丸い月見団子を見たことがありませんでした。
しかし、近頃は近隣のスーパーマーケットでもまん丸い月見団子を扱っていて、店舗によっては涙滴型の関西風団子を置いていないということさえあります。
私が思う月見団子は、涙滴型で餡が入っていないものです。いまは亡き私の祖母が幼い私に食べさせてくれたのは、これだったのです。団子に味は付いていますが、祖母は砂糖を付けながら食べていました。

■大関さんの米づくり。



一見、日本酒ですよね。日本酒メーカー大関とJTの共同開発。「米づくり」。まろやかな米の旨味はじける。国産米天然水仕込み。ラベルデザインもボトルデザインだって。
でも、よーく見ると「炭酸飲料」、「※お酒ではありません」と書かれています。ペットボトルだし。
炭酸のジュースです。味は、カルピスソーダを極限まで薄くした感じの、子供だったら「味がない」とか言うかもしれない、そんな味です。後口に残る風味が、日本酒に近い。米を材料にしているだけあります。
デザインもこんなだし、風味も微かに酒っぽいので、下戸の人がお酒を飲んでいる気分になるには丁度いい商品ではないでしょうか。期間限定販売らしいので、気になる人は早めにお近くの御店へ。

■和む電車。



かかりつけの心療科の直近にある院外薬局の直ぐ傍に、線路があります。JRの駅の構内です。その、正面玄関から一番遠いプラットホームは、JRではない電鉄会社が使用しています。名物駅長がいる会社です。
この電車は、その駅長の姿を模したものです。
遠くにしか写っていなくて見づらいのですが、この電車、正面にヒゲが生えています。右に三本、左に三本。これは我が郷土のスター、スーパー駅長たま卿をイメージした「たま電車」です。はっきり見える写真はこちら
当たり前の日常の中に当たり前に組み込まれた非日常。気怠い診察待ちや薬待ちの間にちらりと見えるだけで気持ちがちょっと和らぎます。

■ぁゃιぃ。
その駅前商店街は随分前から寂れていて、営業している店よりシャッターが降りたままの店の方が多い。日中でも静かな、寂しい街だ。そこを通り抜けるべく私はてくてく歩いていたのですが、そこで目に付いたのがこれ。



如何にもできたばかりの新しい、かつ急拵え感の拭えない店構え。事業主の趣味が洩れ出してしまったかと思わせるカラーリング(虎か、虎ファンなのか)、関西でしか許されないという以前に関西でしか考案されないであろう店名。コンピュータRPGの中でしか見ないと思われていたドル袋が実際に掲げられている看板。
あ や し い 。
見るからに怪しい。あまりの怪しさとネーミングのあんまりさ加減に思わずケータイのカメラを起動。写真を撮っているところに店舗の中から怖い人が出てきたら厭だなあとびくびくしながら撮りました。小銭専門の姉妹店「コインダンドリー」とかあったりしないんだろうか。どきどき。

■今日見つけた名言。
弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ。
(M.K.ガンジー/インド/聖者)


エンピツユニオン


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