なちの日記...なち

 

 

なだめてみたり、スカしてみたり。。。 - 2003年08月10日(日)

二股の事実が発覚して、ほとんど寝ずの状態で話をして。。。
ワタシたちはかなり疲れていた。
でも週末に会いに来てくれていたので、彼はもう帰らなければならない。

彼は「またワタシの住む町に来るチャンスが欲しい」と言った。
「帰るまでに何かしら答えを出して帰って。」と言ったワタシの気持ちに応えてのことだと思う。
「どうしたらいいのか分からない」と繰り返していた彼の、精一杯の答えだったのだろうと今は思う。
そして、ワタシは指輪を預けた。
「返した」のではない。「預けた」のだ。
「全てのことがちゃんとして、もし、ワタシとやり直したいと思ったなら、
『またワタシの住む町に来るチャンスが欲しい』という言葉が本心なら、
この指輪を持って、また来て欲しい」
と伝えた。
返したのではない。預けたのだ。
その指輪は、とても大切なものだった。
ワタシ達が付き合い始めた日にちが彼の手によって彫られたものだった。
彼も帰って、いつもしていた指輪までなくなったら、どんどん彼が離れて行ってしまう気がした。
彼が帰るってことは、相手の女のとこに戻って行くようなものだ。
恐かった。
でも、「絶対帰ってくる。指輪も彼も。」って信じて、返した。

でも、もうその指輪をすることは二度とない。
悲しいけど、これが現実なんだろうな。。。

それからは、苦しい辛いの毎日だった。
彼は仕事が忙しくて、相手とも会ってないと言っていた。
仕事が忙しいのは本当だろうけど、ほんとはどうなのかわからない。
ワタシは、なるべく彼を責めないように、今日の天気や、学校、バイト先の話などのメールを送った。
たまに、耐えれなくて、「会いたい」のメールを送った。
どんな内容を送っても、返事はほとんど返ってこなかった。
ワタシは、彼に対してどんな態度で接したらいいのか、よく解らなくなってきていた。
電話も、1度もできなかった。
ワタシは話したかった。
どんな話でもいい。
5分でもいい。
深刻な話じゃなくても。
ただ、声を聞きたかった。
そんな状態が1ヶ月近くも続いた。




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