「もうダメだ」と思った日。 - 2003年08月11日(月) ずっと彼の決断を待つ日々が続いた。 ワタシを取るのか、あっちの女を取るのか。。。 ワタシがメールをしても、ほとんど返事はこなかった。 3〜5日に1度来る、短いメールは、 当然絵文字なんかない、業務連絡以下の内容のものだった。 ワタシ達は、付き合う前からPCのメールのやり取りもしていた。 最近は、お互い本当に忙しくなったので、そんなに頻繁ではなかったけど、 昔はもっとヒマだったので、ほぼ毎日やり取りしていた。 今考えれば、かなり筆まめだったと思う。 お互いhotmailを使ってメールをしていたのだが、 いつか、「やましいことなんてひとつないから」ってことで、 お互いのパスワードを教え合って、お互いのメールボックスをいつでも見れるようにした。 実際彼もワタシも、そのhotmailを使ってメールする相手はひとりだけだった。 何度かhotmailにもメールを送った。 ケータイでは字数が足りない、もっとしっかりしたことを伝えたい時だ。 そっちも1度は返事が来たけど、「返事書くよ」と言ったまま、 ずぅ〜っと返事待ちだった。 彼が「返事書くよ」なんて言うもんだから、 ワタシはまるでハチ公みたいに毎日毎日自分のメールボックスをチェックし続けた。 でも、いつも新着メールは0件のままだった。 彼が何を考えているのか解らない今、彼のメールボックスには彼の答えがあるんじゃないかと思わずにはいられなかった。 彼のメールボックスをのぞくと、下書きのフォルダに作りかけのメール。 内容は、ようするに「もうワタシとは付き合えない」ってこと。 もう冷めた、もう情しかないと。。。。 1ヶ月前に体験した感覚がワタシの中に甦った。 震えが止まらなかった。 震える手で、ケータイのボタンを押した。 浮気が発覚してからは、いつかけても彼が出ることはなかった。 当然今回も出なかった。 「もうダメだ。」と思った。 そして、ワタシはメールを打った。 手は震え、視界は涙でぼやけて、なかなか上手く打てなかった。 ワタシが1番言いたくなかった言葉。 その言葉は、「ワタシのみ、結婚式の日に解禁しよう」と約束した言葉だった。 大切に大切に心にしまっていた。 でもワタシにはその時しか、その言葉を伝えるチャンスは残されていなかった。 ...
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