つたないことば
pastwill


2003年06月02日(月)  

もうなくすものなんかないと思ってたんだ
だってあんなに一度にたくさんなくしたのに
それでも気づけば大切なものが増えて
捨てられなくなって
地を引きずる足枷のように
身を削るようになって
自分で自分を刺し殺すように
なあいつかその手で終わらせてくれるんだろ
俺があんたのそばから離れて
遠くへ行ってしまわないように
大切なものをくれたその手で
終わりにしてくれるんだろ
やさしくなんかしなくていいんだ
おまえなんて嫌いだといって
一突きで殺して
笑ってあんたの顔だけを見て目を閉じるから



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