moonshine  エミ




2007年02月20日(火)  本当はわかってる、でもそれでオッケーよ、って。

一日じゅう、パソコンや、ちっちゃ〜い字の会計基準と睨めっこしながら、まわらない頭をまわし続ける。家に帰ると、もう眼も頭も限界だ。ひとりゴハンは時間をもてあますし、かといってテレビを見るわけでもない私は、たいてい本を読みながらゴクゴクパクパクやってるのだが、それさえも苦痛に思えるくらい、今日は眼精疲労。こんなときは、「クーネル」のきれいな写真をぼーっと眺めながらのゴハンになります。

それがすんだら、明日のお弁当のおかず作り。今日は、鯖とキャベツ・玉ねぎの炒めものと、エリンギ・ニンジンのレンジ蒸し。疲れ果ててもう料理もしたくない、ってときも確かにあるけれども、基本的に、台所に立って作業をすると気分がすっきりするものですね。そうじも同様。やはり、適度な家事労働というのは、精神衛生上、きっといいのだな。

ひと段落したので、改めてビール時間となった今です。2本目。や、これで最後ですよ、今日のアルコホルは。

そういえば昨日嘆いてた仕事ですけど、今日、意外と悪くない出来であることが判明。ふっ、やっぱりあたしは、できる子・・・。なんてね。


また、小沢くんの詞を。今日は、タモリさんも絶賛した、傑作の呼び名高い、この曲ね。


『さよならなんて云えないよ』

青い空が輝く 太陽と海の間
“オッケーよ”なんて強がりばかりの君を見ているよ
サクソフォーンの響く教会通りの坂降りながら

美しさ ポケットの中で魔法をかけて
心から優しさだけが溢れてくるね

くだらないことばっか みんな喋りあい
嫌になるほど続く 教会通りの坂降りていく


日なたで眠る猫が 背中丸めて並ぶよ
“オッケーよ”なんて強がりばかりをボクも言いながら

本当は思ってる 心にいつか安らぐときは来るか?と

美しさ:ポケットの中で魔法をかけて
心から:優しさだけが溢れてくるね

くだらないことばっか みんな喋りあい
嫌になるほど誰かを知ることは もう二度とない気がしてる


左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも!


南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
“オッケーよ”なんて強がりばかりをみんな言いながら

本当はわかってる 二度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れていくと

美しさ:ポケットの中で魔法をかけて
心から:優しさだけが溢れてくるね

くだらないことばっか みんな喋りあい
町を出てゆく 君に追いつくようにと 強く手を振りながら

いつの日か 長い時間の記憶は消えて
優しさを僕らはただ抱きしめるのか?と
高い山まであっという間 吹き上がる
北風の中 僕は何度も何度も考えてみる


仲間たちや大好きな人と過ごすいつものように楽しい時間、
その中で、ハッとするような美しい景色があらわれる。
その瞬間を永遠のものだと思えることは、なんてすばらしいことだろう。
だけど本当はわかっている。
時間がいつか過ぎ去っていくことを。
誰もが旅立っていくことを。
本当は北風が吹いていることを。
さよならなんて云えなくても、いやおうなく別れがくることを。
それでも残るのは優しい気持ちだということを。

輝かしい景色を切り取りながらも、深い思索のある詞なのよねー。
うんと切ない。
だけど悲しいことじゃない、って歌ってる。
小沢くんの詞は、人生では切り離せない哀しみを包み込んで昇華させるような、生への希望、願いにみちてる。
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