■多事散文■
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2002年04月04日(木) ずっとすっとぼけていたかった

うちの母は甘いっす。

勿論怒ることはきっちり怒るんですが。中学、高校の時分は勉強さぼって漫画かいてるのがばれたりすると、ばしばし叩かれて怒られたもんです。
「今度そんなことしたら叩くで!」
って今度と言いながら今叩いてるやん!と突っ込み入れたい感じで。

が、ええ年こいた娘の私が言うのもなんですが基本的には過保護。

そう言えば大学に入り、初めてひとり暮しを始めた娘を心配して色々食べ物なんかを送ってくれましたなあ。(でも下宿の道はさんだ向かいはでっかいスーパーだったんだよママ‥‥)
何かと世話を妬きたがる人とは分かってましたが、流石にタッパー一杯に外皮どころか薄皮まで剥いた八朔を詰めて送って来た時はびっくらこきました。
(自分で八朔だって買えるし皮だってむけるってばよママ‥‥‥)
一体どんな娘だと思われていたのか。

そして就職して大阪に通勤始めた最初の1ヶ月、お弁当を作ってくれました。ありがとう感謝してます。
でも切羽詰まった声で会社に電話をかけてきて、何かあったのかと慌てて電話に出た私に

「れいちゃん!
  お弁当にふりかけ入れるの忘れた!

と言うのはやめて欲しかった。(がっくり力抜け)

後から聞いた話によると、母は薬剤師の兄が勤めていた病院にも弁当のソースを届けにいった事があるらしい‥‥つわもの(??)。


でも。
こないだ風邪を引いてげほげほのヘロヘロになった私に。
ぽんとマスクを投げてよこして

「うつさんといてよっ」

と捨て台詞。

‥‥‥‥ママ、変わった‥‥‥(涙)

母が変わったのか、それとも私が○十路に入ったからなのか。


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