
しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1995年01月19日(木) ■ |
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被災地援助に全力あげよう(36歳) |
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朝日新聞 朝刊(声)
多額の税金を、どんな目的で何に使うのか、 国も地方も、もう一度考えてみる必要がありそうだ。 今、一番必要なのは、地震で被害にあった地域の復旧に、 出来る限りの税金を使うことではないだろうか。 いくら自治体が「ゆとり」や「文化」 「豊かさの実感」などを掲げても、 寝たい、食べたいという生理的欲求や、今までのような、 雨風をしのぐ家や危険から自分を守る安全の欲求が 満たされない限り、絵に描いたモチとなる。 本当に優しい国民は、 税金の大半を地震の被災地に使っても文句は言わないし、 税金以外のボランティアや義捐金という形で 助けあおうとする意識をもちあわせている気がする。 今こそ、国や地方に限らず、安全な状態の国民が、 危険にさらされている国民の力になる努力をしたい。 いつ立場が逆転して、 自分が危険にさらされる側にまわるかわからない。
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