吐血。 - 2001年12月25日(火) …というほど大層なものじゃないんですが…今朝ほど。 まだ早い時刻ですが(笑)、今日もうこれ以上のネタはあるまいと日記書きを断行(只今午後3時)。 昨夜、彼氏の家から戻っていつも通り薬を飲み、まあジャンキーだから(爆)睡眠薬も飲んで、『まあ寝られるかしら…』と思いきや。 胃が痛むのですしくしくと。ソレが、まあいつもの痛みとはちょっと様子が違い、マイエンジェルストロカインを4錠服用しても(良い子は真似しないように!)一向に納まる気配なし。 いつもの私の胃痛―――ソレは、まあ華道とかに使う剣山を想像してみて欲しい。あのトゲトゲのヤツだ。アレが、真ん丸いボールで、胃の中をごろごろ転げまわっている、ソレぐらいがいつもの痛みである。 ココで、男性諸氏には申し訳ないが比較対象として生理痛。アレもたいがい、頭痛、発熱、イライラと弊害が多いだけに痛みも倍増気分ですが(事実気を失う程度には痛い)、アレの方がマシなのよ。私。胃痛よりは。 だって生理痛では『気を失える』が、胃痛は『気を失うことすら出来ない』痛みなのだよ。こっちの方が断然ヤダね。 胃痛だって、発熱はしないが痛みのあまりうめく事すら出来ん。気分も良い訳がなく、最悪だ。世の中なんか滅んでしまえと手前勝手なことを結構本気で考える痛みだ。せいぜいいつもできるのは、ストロカインの無茶飲みと(だから真似しないように)脂汗を垂らしながら祈る事だけである。何を?そりゃ、薬が早く効いてくれることを(笑)。そりゃもう、実体も無い神なんかよりはお薬様の方がよっぽど即効性あるじゃないさ(笑) まあそんなカンジが日常なんだが。 …余談だが、胃潰瘍持ちの友人は、剣山ゴロゴロの感覚の時点で救急車呼ぶそうだ…。そして緊急措置を取って貰うらしい。そうか…でも私は救急車乗るの恥ずかしいから絶対呼ばんが(笑) で、本日の痛み。 口から胃を取り出してジャブジャブ洗いたい。 いっそ切り取ってしまいたい。 その程度はいつも思うが、痛みは剣山ゴロゴロではなく、丸くない剣山が胃壁びっしりにざっくり刺さってて、絶え間なくその剣山が何者かの手でぐりぐり刺激されているような、そういうカンジでいつもよりちょっとパワーアップしていた。 なんてったって、剣山ゴロゴロ程度なら寝かせてくれる魔法の麻酔薬ストロカインを、定量の3倍飲んでも(くどいようだが真似しないように)全く功を奏しないのだ。 コレはおかしい。 そう思った私は、一睡もできず夜を明かし、家人が起きた頃階下へ行き、水をがぶ飲みして嘔吐した。 『大抵の胃の痛みは吐けばやわらぐ』 コレは、胃の幽門が緩いという私の体のダメ特性にも拠るものだが、長年の胃病みである私の実績が物語るのだ。 そして忘れてはならないポイントが『水を飲む』。 胃液というのは粘っこく、強酸で、歯磨きくらいじゃとても取れません。大体、胃液を吐くのは本当に労力が要る。体力を使い果たしてしまうくらいだ。 なので、『吐きやすいように』水を飲む。コップ1・5杯くらいは飲んでおいた方が良いだろう。手っ取り早い胃洗浄だと思ってもらっても良い。 確実に胃の中には胃液しか無いと、長年の経験が語るからこそそうしてスタンバイを整え、いざ吐いてみたところ。 吐瀉物の中に、明らかに血液が混じっていたのだ。 これには胃病みのエキスパートの私も狼狽した。恐れていた胃潰瘍か? 以前、胃潰瘍ホントにぎりぎり寸前まで行ったことがある。ストレスに拠るものだった。 どのくらいぎりぎりかというと、内視鏡(胃カメラ)で自分の胃を見たとき、あまりに満遍なく真っ赤でまさにレバーのようだったので、『胃ってこういう色なのか…じゃあCMのあの肌色っぽい胃は嘘なのか』と信じかけたくらいである。 何故信じきらなかったかというと、ソレをそのまま感心しながら口に出した私に、お医者様が慌てて訂正なすったからである。 つまり、私の胃は、『胃』本体を胃液から守る『胃壁』が完全に溶解しており、ナマミが剥き出し状態だったのだ。だから、レバーのように赤かったのだ。 通常の胃潰瘍は、『胃壁』の一箇所が融け、『胃』にまで穴を空けた状態の事を言う。しかし私の胃液は、まず満遍なく胃壁を溶かす事に専念したらしい。そして遂に事は成された。完全に胃壁は無くなり、剥き出しの胃が痛いよ痛いよと言ってた訳だ。その頃の痛みも、もう尋常ではなかった。 さて、どこから穴を空けようか……そういう状態だったのである。 ソレが、胃潰瘍一歩手前。 そして3ヵ月前内視鏡検査(胃カメラ)をしたときは、今度は『さーてまた溶かすかあ』と言わんばかりの、一応再生していた胃壁に白い斑点が見られた。皮がふやけて剥げる前、というカンジだった。 それから…私なりに注意はしていたつもりだった…薬も至極真面目すぎるほどに飲んでいた…なのに…吐血!? 丁度薬が切れる日で、午後から病院に行く予定だったがさすがにマズイ。 もし勘違いだったら恥ずかしいと思い、一応『イヤかもしれないが』と前おいて母親に吐瀉物を見てもらった。母は青ざめた。やはり血か…。 仕方なく、即病院へ向かう。母が電話を入れてくれていたお陰で、待ち時間ナシで診察。採血の後、内視鏡検査。そして点滴。 薬を貰って帰って参りました………帰れて良かった……。 また入院かと怯えておりました…。 内視鏡検査の結果、まだ穴は空いてなかった。見たさこの目で!胃カメラも3回目になれば慣れたモンさね!(イヤだこんな慣れ!)2回目からは同時閲覧を希望する変人な私(笑) だって、自分の体の中だよ!?見ようと思って見れるモンじゃないよ!? こんなに苦しい思いしてカメラ飲んでるんだから見なきゃ損だ!!!とばかりに目をランランとさせて見ておりました。 十二指腸が健康そのもので良かった、とりあえず…。見てたらとっても綺麗でした…。良かった…。でも気になる点はありましたが…って言うか、先生が『ん?十二指腸に潰瘍が…ある…か?』とかってオドすんだもん!ビクってなったっちゅ―ねん!(怒) でもありませんでした、潰瘍。胃にも腸にも。血液検査の結果、肝臓も無事だったし。 結局吐血は…まあ胃からだったんだけどさ…潰瘍じゃあなかったのよ。もうソレが解っただけで大安心。また例の如く『一歩手前』ちゃんでした。 そして、これも『ストレス』………。 誰か、ストレス軽減装置とかストレス除去装置とかストレス削除装置とかストレス忘却装置とか作ってください。お願いします。そしたら胃潰瘍にならなくて済むのよ、私…。辛い。ストレスから誘発されて一杯持病持ってるよ…。畜生ストレスの野郎!!!!!!(怒) あたしから幾ら金巻き上げたら気が済むんだ〜〜〜!!!ギャオ〜〜〜!!! しかし…吐血…。新鮮な体験だったわ…。←この女は…。 -
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