日々想事ひびおもうこと...紫能神巳

 

 

時々葛藤する - 2013年11月17日(日)

自分で書いたものの中で、好きな話というのが、図らずも誕生します。
回りくどい言い方でアレなんですが、いつもいつも、これを過去最高の作品にしよう、と思いながら書いてます。ソレは本当。
ただ、時々、ホントに時々、書いてるうちに筆がつるりぬるりと滑って…実際筆で書いてるわけじゃないんだが(当たり前だ)、周りのことがどうでも良くなる、キーボードを叩くことが全ての時間がある―――割と、ソイツらは『良い出来』なのです。考えて書くうちは贋物。私は、考えずに書いた方が良いものが書ける人間であるようです。
で、それが100%自分の本なら好きなだけ自己陶酔できるんですが、お呼ばれで書いたものとかね…そこにも紛れ込むんです、『本物』が。
んで、その本の発行元の方が、『あの本は私のバイブルですって言って下さった方もいらっしゃいました』とか聞かせてくださるんですが、声を限りに叫びたい。再版しようよ、頼むから。
『再版するくらいなら新刊作る』というポリシーの方もいらっしゃるわけで、じゃああの小説返してもらっちゃって良い?とかもう今更聞けないわけで…。しかも私自分で出す気のないジャンルだから返してもらっても困るわけで…(じゃあどうしたいんだ)。
で、いつもいつもトランス状態で小説書いてんのかと言われたら、いや?考えてますよ?とか、言ってみる。何も考えずに書くと矛盾が起きるのよ…。過去かなりの回数やらかしてるんだよ…。
なので、トランスで書いたものでも、一晩か二晩は置いてから推敲する。じゃないと、勢い余り過ぎて日本語おかしかったりしてるんだ…。
そして、不思議と当たりの良い人(?)もいて、その人のトコに書く小説は割と…いやかなりの高確率で出来の良い子…!とゆー人が居る。
『何書いてくれても良いです!』という自由さがポイントなのではあるまいか、と思いますが。人の本でここまで書くんかお前、と、出来上がった本を頂いて自分のトコ読んでみて驚いたと共にうわあああ今ならもっとこう…!こう…!と、葛藤したりする。
出来ればそんなことのないように、『カンペキです!』と言えるまでの原稿をお渡ししたい、そう思って…もう原稿は渡しちゃってるけど未発行だからもしかしたらまだ間に合う!?と思って渡した原稿を見たら…やっぱりトランス状態は無敵だ、ということを悟った次第でした。日本語の変なトコ直すぐらいしか思いつかなかった。
そして、そんなトランス状態で、本を一冊作りましたがこれまたここで宣伝してどーする、というジャンル。まさか自分がそのジャンルの個人誌出すなんて思いもしなかった…もしも知りたいあなたがいらっしゃれば、こっそりお教えしますからメールか拍手で『新刊どこで出すんだ』とお聞きください。私そのジャンルの人ではないので(本出すのにそこを否定するのか。うん。だって設定もよく解らない)、聞きかじるところによると物凄い獣道だとか。茨の道だとか。茨どころか砂漠だと、今回その本を出すに至ったお友達(そのお友達のお誕生日本なのですよ)は言っていました。砂漠。せめて水を…水を下さい…と、どこかに書いてらしてとても面白かったので(無許可転載。許可はこれから貰います)、どうやらそんなジャンルだとお伝えしておきます。
そんで、物凄く物凄くちょっとしか刷りませんでした。だって数字読めないし。良い人ぶりたいわけではありませんが、売り上げは全額東日本大震災の寄付金にさせて頂きます。
…でも、私が売り子に行くわけではないので(だってチケット無いしね)、そこのところどうぞよろしくお願いします。
設定解ってない人が書いた話だから設定解らなくても読めると思います。(どんな宣伝だ)

さて!次は多分、歴史オタの会でございます!
邪馬台国はどこにあったか!?という学会です。ううん、素晴らしきかなオタの道☆その歴史オタの会(何度も言いますがちゃんとした名称のある、何故私如きが潜り込めるのか不思議な会)の方から、原稿を依頼して頂きまして…いやだから私ホラ、空気より軽いスタンスだから!と、慌てることしきり。まさか小説書いて良いはずが無いでしょう…。(いや、ちゃんと確認してないから知らないけど雰囲気的に)でも、『溜め息〜』を読んでくださった上でのご依頼…。私に出来ることは『創作』だけなんですと、もう一回酒飲みに行ってからちゃんと伝えよう。それでも良いと言って下さったら実はずっと書きたかった話を書こう。でもそれじゃフライング…。文芸社の担当さんにも喋っちゃった話なんだよな…。ぶつぶつ。

久し振りに小説書いて、気持ち良かったのでうだってみました。寝ます☆


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