パーカーのフードが引っかかって 事故になったケースがあるそうです。 幼稚園に何を着ていけばいいですか?という質問を受けることがありますが、私なりに大切だと思うこと。 1、子供が自分で着られる服。・・・よごれたり、暑かったり寒かったり、そんなときに自分でコントロールできることは大変重要な社会体験です。皆が自分と同じように感じるわけではないのですから、自分のことは自分でできるような服装がよいです。
2、季節感のあること・・・今は、真冬でもノースリーブを着たりする人を見かけますが、この地方の生活を考えると、ファッションとしても見ていて辛いものがあります。というように、地域と生活に根ざした服の選び方があると思っていますし、その感覚が、TPOにあわせた服装を選ぶというセンスにもつながると思います。嘘のようですが、面接に胸元の大きく開いたシャツで望む学生さんもおりますし、教育実習では「キャミソールは着ないように」などと注意をしなくてはなりません。もし、子供の頃から、「いま着るべき服装」について考える習慣があったならば、こんなおかしなこともなくなると思います。
3、子供の動きを妨げないこと・・・幼稚園にくるとき、今日の一日を想像してみてください。いつものように遊ぶ日なのかどうか。子供が体を動かすことがわかっていながら、窮屈だったり、汚してはいけなかったり、障害になるようなものが服にたくさんついていたりしたら、その日子供は十分に動くことができません。また、無理に動くことで、始めのフードのように、命の危険にかかわることも起こるのです。子供が、今日の一日を十分に満足して過ごせるようなものを選んで欲しいと思います。
以上の3点です。センスや色使いももちろん大切ですが、服装だけセンスよくしても本当のセンスは身につかないと思います。生活の仕方や身の周りのもの聞くもの見るもの食べるもの・・・すべてがつながっているからです。 ですから、先生たちにも暗い服装はしてこないようにと言っています。先生も子供の見本になりますからね・・・!
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