はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2004年05月15日(土) おばあちゃん

 今日は自由登園日でした。
午後、子供達で近くのケアハウスを訪ねました。(ケアハウスは高齢者向けのマンションのようなものです)
 子供達ははじめお年寄りとなかなか打ち解けられないものです。家にお年寄りがいる子は意外と早くなじんでくれました。
それでも時間がたつと、一緒に歌ったり、話をしたりと和気藹々。
 和んで帰ってきました。
子供達は「またいきたい!」といっておりまして、「またいこうね」と約束。
お年よりも窓からずっと手を振っておりました。
 
 話はかわって、先日人形展をみてきました。題材は老人と子供。
何十年も昔の、でも今も変わらない「年を経た暖かさ」を感じました。
会場では「こんな風景があったのよね。涙がでるわ・・・」といいながら、人形を眺めていらした方も。そこには、お年寄りが子供の世話をしたり、慰めたり、働いたりそんな姿が映し出されていました。
 よく考えてみると、いつの時代も働き盛りの大人はいつも忙しくて、子供の相手をしてくれるのは老人たちだったのかな?と感じました。
 お年寄りのいいところは、待てることかな。時間もあるし、なによりたくさんの時間を過ごしてきて、そんなに急がなくてもいいんだと知っているからかも知れません。お年寄りに見守られる子もまた、じっくりと自分を確認していけたのでしょう。
 そんな機会を失っている今の子供達は、少しかわいそうだと思いました。また、お年よりもしかり。
 ・・・・また行きたい!また来てね!その約束を守ってあげられるのは私達大人なのだとすれば、時間を見つけて、ぜひ行かなければね。


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