昨日の登山、同じく登っていた団体のかたが、子供にせみをくれました。 もらったときは生きていましたが、「多分、難しいだろうね、生きるの・・」と先生の間で言いながらも、飼育箱へいれて、餌を与えました。 でも、甲斐なく今日せみは死んでいました。 「先生!せみがいる!」 という5歳の男の子に、「せみは、どうしている?」と聞くと、 「動かないよ」と他の子供。 「どうして?」と私。もちろん、答えを予想して。 ところが、「ねむっているんだよ、ずっとね」という答えに、少し驚きました。 子供でもすぐ、死んだ、生きたといいますが、なんだか少しほっとしたのです。 生死を捉えるのは大切なことだし、子供でも話せば理解できます。 でも、ずーと眠っているせみには、死を感じながらも、また生きて欲しいという希望を込められるような気がしました。 いつか、起きてくれるといいなあ。そうやって、考えたっていいんだよね。
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