はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2004年06月08日(火) ねむるせみ

 昨日の登山、同じく登っていた団体のかたが、子供にせみをくれました。
もらったときは生きていましたが、「多分、難しいだろうね、生きるの・・」と先生の間で言いながらも、飼育箱へいれて、餌を与えました。
 でも、甲斐なく今日せみは死んでいました。
 「先生!せみがいる!」
という5歳の男の子に、「せみは、どうしている?」と聞くと、
「動かないよ」と他の子供。
「どうして?」と私。もちろん、答えを予想して。
ところが、「ねむっているんだよ、ずっとね」という答えに、少し驚きました。
子供でもすぐ、死んだ、生きたといいますが、なんだか少しほっとしたのです。
 生死を捉えるのは大切なことだし、子供でも話せば理解できます。
でも、ずーと眠っているせみには、死を感じながらも、また生きて欲しいという希望を込められるような気がしました。
 いつか、起きてくれるといいなあ。そうやって、考えたっていいんだよね。


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