「何言ってんだよ」 ティオは露骨に顔をしかめてみせた。「別に。さ、あたし達も行きましょ」「どこに」「決まってるじゃない」 ルウファは楽しそうに笑う。「建国祭よ」「ピィ」 彼女に同意を示すように、少年の肩の上でアニスが鳴いた。