「硝子の月」
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2002年11月02日(土) <建国祭> 瀬生曲

「何言ってんだよ」
 ティオは露骨に顔をしかめてみせた。
「別に。さ、あたし達も行きましょ」
「どこに」
「決まってるじゃない」
 ルウファは楽しそうに笑う。
「建国祭よ」
「ピィ」
 彼女に同意を示すように、少年の肩の上でアニスが鳴いた。


紗月 護 |MAILHomePage

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