「硝子の月」
DiaryINDEXpastwill


2003年10月24日(金) <錯綜> 瀬生曲

「あんたの介抱は要らないって言ったはずだけど?」
 ドアも開けずに入ってきた青年に、ルウファは赤い瞳を険しくさせた。
「そう。だから僕は介抱しに来たわけじゃないよ」
 対する青年はにっこりと笑う。
「ひょっとして僕に何か、話したいことがあるんじゃないかなぁと思ってさ」


紗月 護 |MAILHomePage

My追加