影戸の日記

2004年09月12日(日) 学生の作品

http://horilab.ia.inf.shizuoka.ac.jp/jugyo/jkh2004/
に静岡大学の学生の作品がある。3日間の講義のあと彼らがまとめたものである。
実によくできている。
この授業に参加してくれた、同大学西岡くん(院1年)から次のようなコメントをもらった。
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お忙しい中の3日間の集中講義をありがとうございました。西岡は昨年も授業に参加させていただいたのですが,今回は授業づくりのサポートという貴重な体験をさせていただき,とても感謝しています。

元気な授業にするためには,先生も生徒も元気でなくてはならない。そのためにどのように雰囲気を作っていくかという見本を随所におかれていて,受講している学生たちも納得し,徐々にレスポンスがよくなっていく様子が見られました。

受講した学生たちにとって,短時間であれだけの作業と発表ができたことは,充実感を与えたのと同時に,グループで作業し自分自身の意見をきちんと周りへ伝えられる自信となったのではないかと考えています。それは1つ1つのステップを丁寧に,しかも負担がなく飽きさせない設計に計算されていたからです。
細かな指示をしたりサンプル提示をしたりして,生徒に「自分もできる」という自信をつけさせること。また,生徒に働きかけをして,そのレスポンスを大事にする(褒めるということ)が緊張感のある授業展開と生徒が受け身にならない業を作り上げると実感しました。生徒に自己有能感を与え,積極的に授業へ参加していくためのポイントを,この演習を例にして見てとれました。西岡自身,サンプルをいくつか作る経験をさせていただきましたが,それを改良してプロダクトを完成させる経緯はたいへん参考になりました。

サポートに関して,至らぬ点がたくさんあったと思いますが,短時間でこれだけ意思決定をし,コツコツ作り上げていく一連の作業は西岡にとって貴重なものでした。授業の成果ページは西岡のほうで責任持って完成させたいと思います。受講した学生にも,ページを見てもらって授業を振り返ってもらえればと思います。


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