のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2001年09月26日(水) “風をあつめて”

 のづ随想録のとある賢明な(いや、本当は全然賢明ではないのだが)読者の方から御質問を頂いた。

『♪かぁぜーを〜あつぅめてぇ〜♪

 ってい(う、が抜けている。筆者註)歌があったよねぇ?
 誰が歌ってたんだっけ?
 これを読むたびに、すんごく気になるの。』

 ね。賢明じゃないでしょう?

『のづ随想録〜風をあつめて〜』のタイトルの由来はというと、この“風をあつめて”というフレーズは俺が大変気に入っている歌のタイトルなのです。種明かしをしてしまうと、なあんだそんな話か、というような程度の話である。
 しかし、この質問をくれた方、よくこの歌を知っていたな?――と正直驚いた。

 はっぴいえんど、を知っていますか?
 70年代初めに現れた4人組。大滝詠一、松本隆、細野晴臣という後のウルトラビッグネームの若き日のフォーク・ユニット。
『風をあつめて』は松本隆作詞・細野晴臣作曲、ヴォーカルも細野氏が務めている。なんだかかったるそうな唄い方がかえって味があって、いい。

 仕事中に営業車の中でよく聴いている、とあるラジオ番組のエンディングに流れていたのがこの曲だった。丁度、太陽が西に傾きかけ、少しずつオレンジ色に近づいてくるころに、いつもこの曲がカーラジオから流れてきた。元気になる、とか、励まされる、とかそういうわけではなかったが、ココロに染みるメロディだった。

『――それで ぼくも
 風をあつめて 風をあつめて
 蒼空を翔けたいんです
 蒼空を』


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