前回もちょいと触れたが、俺はどうやら確実に“花粉症”への道を確実に歩んでいる。もとよりツマは昔から花粉症で悩んでいて、常に自分の近くにやわらかティッシュを常備していて、俺は密かに大変だなあ……と同情する側だったのが、その年、どうもくしゃみやら鼻水やらが頻繁となる。ウチは“鼻が悪い”家系で(――と言っても兄貴だけの話だが)、俺もちょっと風邪をこじらしたりと体調を崩すとすぐに鼻がグズグズするタイプだったが、これぁ風邪とは違うぞ、ということは感覚的に分かった。 「それは間違いなく花粉症だよお」 とツマは嬉しそうに言った。 その時はかなり全面的に否定していたが、昨年の春先にも同様の症状に見舞われた。前の年の症状よりもすこし酷くなっているような気もした。 今年になって、やはりくしゃみ鼻水という症状は確実に現れ、俺はオノレが“(軽度の)花粉症”であるらしいことを自覚した。 あーあ、ついに俺も花粉症か……という気分だ。 こればっかりは今ンところ特効薬らしいものもなく、一生付き合っていかなければならない病気なので、これ以上症状が酷くならないことを祈るばかりだ。
最近よく見かける花粉症対策グッズのひとつで、『ワイヤ入りマスク』というのがありますね。 マスクのガーゼ部分の上部にワイヤが入っていて、ちょうど鼻の輪郭の形にワイヤを折り曲げれば、ガーゼが完璧に顔にフィット、イヤな花粉をシャットアウト!――という代物である。もともとは医療用だったとか。まあ、それくらい神経質になる程、花粉症が深刻な人にはありがたいグッズなのでしょうかね。 なるべくなら俺はそういったマスクを着用しなくても済む程度の症状で治まってほしい。
あ、今ふと思ったんだけど、“花粉”って弱そうな言葉だよね。
「かふん」
ちなみに強そうな言葉の代表は『ダム』です。(N.Sくんにだけ伝わればいいです)
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