のづ随想録 〜風をあつめて〜
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2002年04月06日(土) こだわり

 納豆に醤油タレと辛子を入れるのは、納豆をかき混ぜる前か、かき混ぜた後か。

 これは断然“かき混ぜた後”が正解。

 納豆の白いパッケージのフタをびりびりっと開けて(市販されている状態を想像して下さい)、中に入っている醤油タレと辛子を取り出し、セロファンをはがし、そこに醤油タレと辛子を入れて、ここで初めてぐるぐるとかき混ぜる――殆どの人は特に理由もなく、こんな具合に納豆を製作していると思われる。
 この『醤油タレ』を使うか使わないか、というところでまず意見が分かれるが、実はここのところはあまりこだわらなくてよい。『醤油タレ』は美味しくないので、食卓のキッコーマン醤油を入れることにしてるんですのよわが家は、というご家庭はそれでよし。
 問題は醤油タレを入れるタイミング。このタイミングがかき混ぜる前と後では、その出来上がりが全然違うのだ。嘘だと思うだろうが、びっくりするくらいに違いがある。
 俺がここでハゲシく強く推奨する“醤油タレはかき混ぜ後”スタイルで製作する納豆は、全体的に“しっとり感”に満ちあふれ、優しく上品な仕上がりとなる。いや、ホントに。
 あ、勿論必要以上にかき混ぜてはなりません。ムキになって納豆をかき混ぜ過ぎると、ネバりが増えて口当たりが良くない。
 炊きたてごはんの上に納豆をかける時も、“醤油タレはかき混ぜ後”スタイルで製作された納豆は、こう、納豆がさらさらっと穏やかに御飯の上に横たわってゆく。このへんの上品さが実は納豆に求められるのだ。

『納豆はかき混ぜた後に醤油タレを入れろ』
 


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