のづ随想録 〜風をあつめて〜
 【お知らせ】いよいよ『のづ随想録』がブログ化! 

【のづ写日記 ADVANCE】

2004年05月24日(月) うつくしき鳥取砂丘

 退屈なので今日も更新です。
 昨日、最後のアポイントを終えて鳥取市内に戻ってきたのは夕方の6時半を回ろうか、という時間だった。ずっと天候の悪いが続いたが、この日は久々に青空が広がっていて、高架になっている整備されたバイパスを車で走っているとすこしだけあけた窓から流れ込んでくる風が心地よかった。
 そして夕闇が少しずつ近づいてくると、西の空が微妙な色使いに変化していった。
 夕陽は日本海に沈んでいく。
 鳥取砂丘から望む日本海に沈む夕陽。俺のような素人でもウツクシい写真が取れそうじゃないですか。俺の部屋から鳥取砂丘は車で5分くらいのところなので、これは写真に収めなければならない、と思い立ち、俺はそのまま部屋へデジカメを取りに戻り、スーツのまま鳥取砂丘へ向かった
 土産物屋の無料駐車場に車を止め砂丘へ向かうと、もうしばらくすれば夕陽が沈んでいく、というくらいに太陽は水面に近づいていた。昼間は観光客が多いこの地も、さすがにこの時間になると人気は少なく、俺と同じように夕陽を目当てにカップルや親子連れが遠くに見えるだけだった。
 俺は記念写真用の台座に腰掛け、ぼんやりと砂丘越しの日本海と夕陽を眺めていた。小鳥のさえずりと、遠くに走る車の音がかすかに聞こえるだけで、穏やかな静寂が心に沁みた。

 向こうでは、カップルが俺と同じように腰掛けて寄り添うように夕陽を見つめている。
 向こうでは、若い母親の前を、覚束無い足取りで砂に足を取られながら子供が走っている。
 向こうでは、初老の男性が三脚のカメラから夕陽を覗き込んでいる。

 なんとも心が丸く優しくなるひとときだ。


 昼間はこんな感じですが……





 夕刻になると表情を変えます。






 < 過去の生き恥  もくじ  栄光の未来 >


のづ [MAIL]

My追加