■図南の翼/小野 不由美 ある少女が、王となるために蓬莱に行くという物語。 都合のいいところも多いんだけど まあ、王になるから、というだけで納得させてる書き方。
■風の万里 黎明の空/小野 不由美 やっと最初の主人公の話。 反乱を起こした軍に対して、凛とした言葉を投げかける部分が ぞくっとする。
あ、楽俊も出てきてます。
■黄昏の岸 暁の天/小野 不由美 王を選ぶ麒麟が、部下の謀反に遭って日本へ逃げた後の物語。 逃げた際に記憶をなくしていて、 普通の人間として生きるわけなんだけど なんというか、作者の文明に対しての批判がきつくて あんまり楽しめず。
ついでに、この作品の裏に対応する作品も 読んだことがあるんだけど、 そっちもずいぶん気分が晴れない物語だったなあ。
■華胥の幽夢/小野 不由美 短編集。 なんかねえ、一つ前のかなり悲惨な主人公の 幸せだったとき、って物語はつらいね。
まあ、楽俊が出てきたので。
2004年08月09日(月) |
風の海 迷宮の岸/東の海神 西の滄海 |
■風の海 迷宮の岸/小野不由美 ■東の海神 西の滄海/小野不由美
昨日からの続き。
月の影 影の海、に出てきた人たちの昔話という感じ。 でも、これが3、4冊目じゃなくても、と思ったりも。 月の影 影の海の主人公がどうなったかの方が気になる。
まあ、今のところ4冊残ってるから それに期待ってことで。
あ、別につまらないというわけではないので、一応。
2004年08月08日(日) |
月の影 影の海/小野不由美 |
■月の影 影の海/小野不由美
今、NHKのアニメでもやってる十二国記の最初。 普通の女子高生が、別世界に連れて行かれることになって、 一国の王になるまでの物語。
別世界に行ってから、初めて自分の闇に気づいて 自分を責めながらも生きていくという部分が 甘ったるいだけでなく、暗いだけでもなく、 両方あっていいです。
そして個人的には半獣の楽俊がお気に入りです。
|