愛など信じないと君は云う
時間-とき-は巡り
些事にとらわれて
散りゆく銀杏
星空を見上げても
癒えぬ哀しみよ
時間-とき-は巡る
些事にとらわれて
落葉の絨毯
ああ
涙は乾かず
とめる術もない
記憶の中に
あなたは在るのに
未だ
孤独な日々を
過ごしている
愛する人よ
真実の涙
お前の言う正義の
なんと偏狭なことよ
天秤を掲げるお前の顔の
なんと高慢なことよ
すべてを支配し
制圧していると思い込む
お前の心の
なんと幼稚なことよ
なに
それはお前だけじゃない
すべての地の王たちの
共通する特徴でもある
そのままでいればいい
やがて白が来る
分らないくらいが丁度いい
すべては浅はかで
軽く失望をおぼえる
仕様がないさ
こんなものだと割り切るしかない
それに
分かりすぎてしまうことは
不自由と同義
FORGET ME NOT
いまも
忘れられぬひとよ
あなたは
何処に
幼すぎた恋は
傷つけあうことしかできずに
悔やんでも
悔やんでも
戻らないあの日々に
心の視線を投げかける
帰ってくるのは
ただ
波の音だけ