泣き虫ハニーは夢の中
泣き虫ハニーは
僕を抱いて眠る
たくさん
泣いたんだね
うさぎ目ハニー
大丈夫さ
心配ないよ
だって
僕は愛だから
夏の雨
通り雨
傘も差さずに
蝉の声を聞く
雨雲は
更なる速さで
流れていく
そうさ
この世界で
人間-ひと-が
動かせることなんて
数えられるほどしかない
この広い宇宙の
片隅のちいさな惑星-ほし-で
別離
君を抱き寄せた
甘い香りが
僕の鼻をくすぐる
いつか
いい香りだと
褒めたものだね
彼に抱き寄せられた
煙草の匂いが
私の心を迷わせる
いつも
その匂いの中で
彼に抱かれた
もう君の香りを
もう彼の匂いを
感じることもない
神は残酷
そうだ
神は残酷だね
けれど
人間が
それを
真似ていいわけじゃない
ばいばい
窓の外
滴る雨粒見つめて
過ごす午後
いつしか
君を
見失って
さよならの言葉さえ
かけられない
自己責任だっての
自分は
責任取んないんだね
この国を想い
この国を創る
ほんとに
そう思ってるんなら
あんた
表舞台から消えてよ