足枷
僕は此処にいる
何処へも行けずに
足など有って無いような物
巨大な足枷が縛りつけている
愛などいらない
その言葉に偽りはない
ただ安らぎが欲しい
戦いの終わり
魂の休息
君のその手が欲しい
想い
あなたへとつながる道を
未だに見つけられずにいる
いや臆病ゆえに
一歩を踏みだせないだけなのかもしれない
あまりにも傷は深く
癒やす術を見つけられない
瞳を見つめることが怖いのだ
想いを伝えるということの難しさよ
我が心に一筋の光を
カンパリの夜
酔いにまかせて
出せない手紙をしたためる
綴れども届かぬ君への想い
想いは届かないからこそ美しい