メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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それでも心配したり それでも愛してたり それでも一緒にいたり それでも気にしていたり
コワイこと そんなこと言えないって
それでも 優しくしてる 冷たいと 自分で言ってる
それでも心配したり それでも愛してたり それでも一緒にいたり それでも気にしていたり
優しいと言われることも 本当なら 聞かないフリして 撫でられない顔して
そのまま このまま でも わかってる
誰かを想えることは 素敵なことだと 想う人が存在するのは 素晴らしいことだと 寒い夜の スープが 僕に語りかけてくれた
誰かを想えることは 凄いことだと 想う人が存在するのは 感動的なことだと 眠ったままの 猫が 僕に教えてくれた
誰かを想えることは 自然なことだと 想う人が存在するのは 誠実なことだと 透き通るような 君の瞳が 僕を溶かしてくれた
オレンジ色のキャップ はずして身体に流し込んだ 沈黙とミルクティー
流れてゆく日々に ただ疲れてゆく夜 届いた言葉にささえられながら
環状2号 止まることなく 光の線に吸い込まれながら 抱きしめるための そばにいるための 今を過ごしていること 喉からしみて 眠らない夜に 沈黙とミルクティー
NIGHT-TRAIN |
2004年01月12日(月) |
シュッシュポッポ シュッシュポッポ・・・
閉店後のビュッフェの厨房で 僕は1人デミグラスソースを作る 窓の外には空飛ぶイルカと彗星 音の悪いラジオを持ち込んで 玉葱の皮をむく
NIGHT−TRAIN シュッシュポッポ シュッシュポッポ・・・
ドアの向こう小さな人影 眠れなくて寝台車から 抜け出してきた女の子が見てる 帰ってベッドにお入り 今はお子様ランチも出せないから
NIGHT−TRAIN シュッシュポッポ シュッシュポッポ・・・
夜汽車は走る 街を抜け鉄橋渡り ギャンブルに取り憑かれた 男達を乗せて 山を越え 谷を越え 進むよ進むよ煙を吐いて。。。。
NIGHT−TRAIN シュッシュポッポ シュッシュポッポ・・・
本当はわかってるけど 知らないフリをした方がいい 君が身を包んでるのは嘘じゃなく 自分の嫌いなプライド
認めることはきっと 全てを否定することになり 今 そこにある君の庭を 荒れた砂漠にしてしまうから
閉じようとする扉 消そうとしている記憶 優しくないのは真実で 暖かい心は現実
誰にも気付かれないような ほんの一瞬の愛を交わそう ちょっとだけ笑えれば 全て手渡しできる
僕は君にとって味方じゃなくても それでも君が好き 君がいつか僕に 愛を告げてくれたように
忌々しい女 腹立たしい女 足を組んで 煙草くわえて 怒鳴りまくってた
見下した目で ふんぞり返って 世界中のすべては 自分のためにあると思ってる
苺パフェですね 承知いたしました
6778個の苺 たまには腐ってる物もあり ポリバケツに山盛りのアイスクリーム 箒をサカサマに立てて 苺パフェ 苺パフェ 寝室に届けたい 足がすべって 転んでしまって クリームだらけのフロアで 苺を 苺を あわててかきあつめて 知らん顔して ベッドの下に押し込めてしまえ
嫌味な言動したい気持ち 皮肉を沢山届けたい気持ち 箪笥の中から取り出して 不特定多数の人の前で 誰かを晒し者にしてしまうの 意地悪DANCE 意地悪DANCE 所有物へのプライド 公平という名の嘘
冷蔵庫の中でキンキンに冷えた さわれないほど低温の刃物 ぼうっとしているウサギに投げたり 眠ってる猫にぶつけたり 優しい女神の仕業には思えない 意地悪DANCE 意地悪DANCE 下着姿の謀略 公平という名の罠
シカトしてよもっといっぱい はちきれる冷凍おっぱい 氷柱になったミルクを喉に 突き刺して男は死を選ぶ
無視しっぱなしの笑顔から 真夜中のヒステリイまで 健康フェチをあざ笑いながら 錆びた過去を箪笥にしまって DANCE
quiet drive |
2004年01月08日(木) |
quiet drive 響くことのない声 1人の夜をとばす quiet drive 無人の倉庫街 満ちきれない月が浮かぶ
どこかで言葉を無くした 物憂げな夜の鳥たちが オイルにまみれた翼を 水で洗い流す街
発信音のラプソディ 常夜灯 音を曇らせて 誰も知らない扉に もう一つの夜が 浮かんでは消える quiet drive
quiet drive ムード優先の独裁者 剥がれたメッキの爪痕 quiet drive 器用に綺麗に逃げ出す 夜に紛れた子猫たち
あからさまな記憶喪失 涙も自由に流してる か弱い温もりに帰る天使 汚れを清める闇
後に遠く消えてゆく 街の夜は 秘密の色 誰も知らない扉に もう一つの夜が 溶け込んで滲む quiet drive
BOYSIDE MOON |
2004年01月07日(水) |
朝の光におこされて 1人の生活が始まる すぐに馴染むだろう
聞き慣れた声に 耳をすましてるの?
君の温もりに変わりはないさ たとえ沈んだ顔をしていても
人はどうして あの優しさを忘れないの 胸を痛めてる間だけ 無くしてしまってもいいのに
見慣れてる毎日に 押し流されるように 昨日と同じ夢を紡いで 少しずつすり減ってく
君は眠ったフリで 真夜中の告白を 知らないことにして 生きてきたから
今までよりずっと 今までよりもっと やさしくなると 信じてるよ もうひとつの詩とともに
thank you for all smiles
GIRLSIDE STAR |
2004年01月06日(火) |
眠るベッドサイドで 守る星の光は まだ弱く暗いから
暗闇で流す涙 見えないかもしれない
君の声は相変わらず 明るく朝を歌うのに
人はどうして サヨナラと出逢ってしまうの あがった雨のように 乾いてしまえばいいのに
君のチョコレート 食べかけのまま 寒い朝には 溶けることもない
赤いレモンは 涙の匂いを かき消して 明日を輝かせるかな
今までよりずっと 今までよりもっと 綺麗になると 信じてるよ もうひとつの詩とともに
thank you for all smiles
その握力で 握りつぶせないでしょう じゃあ 腐ってしまうまで 我慢我慢
きみの か細い手のひらで 腐ったAPPLEが グシャグシャに 潰れるのを
待とう
そのうち崩れるほど ダメになってしまうから
APPLE
匂いを放って 色が変わったら 握った手のまま 高温の部屋の中へ 放り込んで
君と一緒に 発酵するのを待つ
キイキイキイと 空回りする 古い小屋の ドアの取っ手 古い樹の匂い 甘い砂糖の焦げた匂い
APPLE 君と一緒に 発酵して崩れていく
革命は 君を神隠しにした 少しイヤラシイ デザートの犠牲者たちの 真夜中の祭 真夜中の祭
階段を駆け下りながら 香るヴァニラにうっとりしてる もう少しダッシュ 手当たり次第にプッシュ
ジグザグ走って 人混みの中から 甘い甘い無法地帯へと
MUFFIN 驚きの染みわたる フカフカの冒険へ MUFFIN たったひとつの合図 カンガルーの隠れ家へ ジョンレノンのラベルの カスタードクリームを 挟んだら明日の3時も MUFFIN
チェットベイカーのスナック もうすぐ2月に垂れるシロップ せめて今ダッシュ 手当たり次第にプッシュ
ジグザグ走って 彼女も行きたがってた 甘い甘い無法地帯へと
MUFFIN ジーニアスは一滴 隠し味リキュールで MUFFIN たったひとつの合図 カンガルーの隠れ家へ オードリーの名前は おあずけでもケーキはそこに 甘い匂い明日の3時も MUFFIN
僕の愚かな言葉が ひとつまたひとつ 今を説明する 過去の記憶が 全てを解き明かす
どこかで見たような 風景を何度か くり返したまま 結末を見る前に カーテンを閉めていた
終わらない 全ては明日に繋げるために 僕は生きていく だからあの日に出来なかったこと 思い出しながら 乗り越えながら 今 掴もうとしてる
森の中を駆け抜けて 国道を横切る 光る男
蛍光色のからだ 振り向いても 表情は見えない
遠くから見ても 識別可能な 輝く身体
光る男 走り去って 森の中へ姿を化した
笑っているように 感じた 怒っているように 感じた
欺いているように 復讐するように 沈黙の中に 笑い声が響くように 叫び声が響くように
光る男
闇の中に 確かに浮かんだ 光る男
WHO LOVES MY SONG ? |
2004年01月01日(木) |
そろそろ扉に鍵をかけて 誰も入れない状態にして 首を吊ってしまおうかなあ などと考える
そろそろ海に身を投げて プランクトンに食べられて 悪魔に会いに行こうかなあ などと考える
WHO LOVES MY SONG ?
あなたの好きな言葉や あなたの思い通りの言葉で 綴られなければ この心は理解できないのでしょう?
自分を憎めば ほうら呼んでいる どこでも死神が
笑わずに生きていれば 簡単に不幸になれるはず
WHO LOVES MY SONG ?
ノックもしないで いきなり僕に愛を告げればいい それであなたは 何を僕に求めるの??
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