メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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五月と六月 休もう
詞を書くヒマがないのではなく 詞を書く心をどこかに忘れてしまったので
とりあえず 七月までに見つかるように
探しに行きます
いってきます
quiet LIFE |
2004年04月29日(木) |
静かに時を過ごす
水を飲む
冷たい水を
眠りにつく 意図的に 息を潜めて
エゴイストの嗅覚が 女の後を追いかける 大多数の野菜たちが 無視して笑って忘れる
記憶にも記録にも残らない ちっぽけな芸術モドキ 下半身で描いた愛の唄 涎の匂いの口で歌う
高い評価を 自分にくだす 野生の溺愛 見苦しい溺愛
靴の裏に張り付いて とれなくなった 歩きづらくなって邪魔なだけの チューイング・ガム 食べカスのガム
とれないんだ 粘って こびりついて とれないんだ
とりたいのに とってしまいたいのに
愛してる と キーボードを叩いた
打ち間違えた
『青し照る』
笑ってしまいながら 一気に真剣みが失せた
僕はまだまだです
うざったい雨 恵みの雨 大地に降り注ぎ 太陽が照りつければ また空に還って 雲になる
SOMETIMES... |
2004年04月24日(土) |
時々 消えた想いが溢れるように 心だけが鳥になって 空を飛ぼうとすることがある けれど そんな日はいつも雨 木の枝に止まって 憂鬱に待ち続ける
GO! GO! エロガッパ |
2004年04月23日(金) |
女のとこしか行かない 女のことしか見てない GO! GO! エロガッパ 一心不乱に突っ込め GO! GO! エロガッパ ワッハッハのハ
女のとこではインテリ 男のとこではシモネタ GO! GO! エロガッパ 気取った台詞で口説いて GO! GO! エロガッパ ワッハッハのハ
女の顔色気にして ひたすらネットリやさしく GO! GO! エロガッパ ミエミエなの気付かない GO! GO! エロガッパ ワッハッハのハ
みんなが笑ってる 子犬も笑ってる ルルルルル 今日もいい天気
知ってしまった 疲労が半分ですむということ 楽なんだ この方が
知ってしまった 疲労が半分ですむということ 楽なんだ この方が
知ってしまった 疲労が半分ですむということ 楽なんだ この方が
嫉妬 自尊心 比較 優越感 劣等感 クオリティ 雑然 完璧 中途半端 上品 下品 ヘタクソ 温度差 無関心 多数 少数 孤独 自画自賛 自我 偏愛 執着 盲目 厚顔無恥 WIRED
繋がったコードが身体を縛る
朝露の匂い 無関係な人々 喧騒を遠くに聞いて 草の上に寝ころぶ 空を見る
空が絵を見せる 白い真実を広げる
ナルシストたちの歌 風の中に消えてゆく
疲れすぎていたから しばらく他人の言葉に殺されていた
疲れすぎていたから 何も出来ない自分の手のひらに絶望していた
疲れすぎていたから トーンダウンした誰かの世界と一緒に落ちていた
疲れすぎていたから 必要以上に深読みを続けて哀しくなっていた
疲れすぎていたから 今が夜なのか昼なのかわからなくなっていた
脱出できたようだ
今は暗いから夜 やがて明るいから朝
でも指は動かない
だから手をのばして空気を掻いて 音を集めてみる
まずはそこに行ってみよう
Fahrenheit |
2004年04月18日(日) |
夏がくるなら エアコンをつけて 部屋を過ごしやすくして 7日間抱きしめあって
切り口はみずみずしく 今、お気に入りは パイナップルジュース
冷蔵庫に入れといて 明るいお昼のうちから 広い部屋の真ん中で 戯れよう
のどが乾いたら パイナップルジュース
匂いを顔のとなりに置いて
なぜかこれから元気になって ふたりで途方に暮れた 仕方ないから初めから積み直し
笑った 笑った パイナップルジュース
ちょっと顔が気に入らない ちょっと性格が気に入らない ちょっと態度が気に入らない においが気になる
そんな気持ちでそこにいると 鼻につくんだ うっとおしいんだ
そしてズにのった言葉や 遠慮のない態度に ウンザリする ウンザリする
そこは平和の祭典 そこは希望の楽園 そこは友情の溜まり場 そこは理想の世界
永遠があると思いこんで 溺れているうちに 自分の悩みや苦しみや どうしようもない未来を 処理しきれない事を忘れ かってに人の未来まで変えはじめた
静かにしてほしい 今ちょっと疲れて眠っているんだ
勝手にどこかで叫んで 1人で満足に浸っていれば
ほっといてくれないか
もう自分で歩けないほど 道が閉ざされてしまった人が カートリッジにその身を変えて カシャリ 突き刺さって無表情で眠る そんな生活に口笛を吹いた
もう自分で歩けないほど 追いつめられてしまった人が カートリッジにその身を移し カシャリ 突き刺さって事務的に笑う そんな生活に歌を唄った
6割を越えた 幼稚な言葉の家頁 どうなってしまったやら
そうして日々まきおこる 衝突とトラブル 生まれる憎しみ
溢れる波を乗り越え 無意味な趣味をかきわけ 肥大した頭を分析すれば 親たちの悪趣味な匂い 核があって 包まれた危機感が TVから浸みだしてる
サブカル雑誌から飛び出した インスタントな夜の蟲 合成着色料の愛は 期間限定の未来を嘗め回してる
不思議なクラブ 不思議なクラブ 彼女たちの願望は 着飾って匂いを漂わせたまま 苦しむことなく 死んでしまうこと 死んでしまうこと
緑色の沈黙 散り散りになった 分解された 壊れてしまった 台車はゴミ捨て場で
ティン・トン・ティン 今夜、魘されながら 恨み言聞くように ガレージで呪いの花を 噎び嗅ごう
ガレージには 君の忘れたエンジンが 実にたくさん 展示されているのだから
また1人消えたよ 小さな音がしたから 振り向いたら 消えていたんだ
きっと何か言いたかったんだろう
また1人消えたよ 溜息が聞こえたから 振り向いたら 風が止まった
きっともう我慢の限界だったんだ
ここから消えたのは もう何人目だろう 数え切れない言葉の刺に やりきれなくなって 新しいところを探しにいったんだ
また1人消えるよ もうすぐ もうすぐに
変形する感情を 予測できたらいいね ありきたりな今日 いつもと同じヨーグルト
何が変わるでもないのに ただイラだつ人は多いね ありきたりな今日でも 新聞広げてヨーグルト
どこかからもれるTVの音 君は今ランチタイム 天気が良くなったね 元気かな 僕もヨーグルト
不都合だって不具合だって 全てを許してあげる トモダチだから トモダチだから
似合わぬ服も髪型も 不機嫌にならないように褒めておく トモダチだから トモダチだから
面白くなくても 惰性と付き合いで 顔を見せにわざわざ出向こう 退屈な愚痴を いつまでも聞かされるのさ
辞典を開いたことはあるかい 『愚痴』っていうのは 『言ってもどうにもならない無駄なこと』 って書いてあるんだぜ
甘い音 機械の歯車 自分のことしか言わないから 君の友達、目に見えて減ってきた 絶え間なく溢れてくる 心の叫び 言った方がいいかな 言った方がいいのかな トモダチだから トモダチだから トモダチなんだから
夜の窓から進入してきた 暗闇の兵士たちは 台所の水を汚して 音もなく帰っていった
TVで語られる全ての 言い訳は作り話だと 世界中の誰もが 感じてる 解ってる 夜明け前
僕らの予約した 全ての花束と 全ての祝福は きっと見知らぬ虫たちに 全て食い荒らされてしまうだろう 美しい未来を保証する 笑顔の親善大使の その仮面の下にあるのは 暗闇の兵士の顔 暗闇の兵士の顔
風が強いから ドアを押さえて待っていた 小さな子供が上を向いて 『ありがとう』って言った
どうしようもなく暑いから 涼しい日陰をつくった 小さな子供を持ち上げて 可愛い鳥に話しかけた
雨が止みそうにないから 作り話をこしらえた 小さな子供に話して聞かせた すやすやと寝息が聞こえた
あとで全て捨てるために 意味のない手紙を書く 新しいことはじめたくて 自分のために言葉えらぶ
深い感情の奥に 眠ってる怒りを笑う 呆れてる自分 それが今日は可笑しい
この声も その話しも 温もりも愛しいから 忘れる予定のことまとめて 意味のない手紙を書く
捨てないでおこう 捨てないでおこう 腹痛なんか起こさない 身体は頑丈 大丈夫
腐っても鯛 腐っても愛 腐っても食う うまいうまいうまいだあよ
匂いは嗅いでオッケー 匂いはたぶんオッケー 腹痛なんかこわくない 身体は頑丈 大丈夫
腐っても鯛 腐ってもハイ 腐っても食う うまいうまいうまいだあよ
うまいうまいうまいだあよ うまいだあよ うまいだあよ
彼らは言いたい放題 そして考え方の違いを残し だけど笑顔で 別れていった
ぼくはそんなに 誰かを憎めない きみもそんなに 誰かを恨めない
ぼくらはそこにいて 孤独なだれかを みていたけれども 君の抱きしめた想いは その人に届かない 僕のかばった言葉は どこにも響かない
寂しくなった僕らは 夜の街をふたり歩いた こんな気持ちは きっと伝わることはない
手を握った
ぼくたちはそこにいるけど 伝わらない想いは 何もないと同じなんだね
わかってもらえぬまま ふりきれない心 終われないこころ 秋の空に 血の色が滲む
武骨な料理 豚バラ肉をぶったぎって 脂身のブルース 脂身のブルース 脂身のブルース あの娘の彼氏は 身体を求めて歌い出す
熟成直前 ひらたく言えば腐る間際 古い肉のブルース 古い肉のブルース 古い肉のブルース 売れ残りの言い訳 物も言いよでデリシャスっぽいぽいぽい
ちょいと小粋に 出刃包丁 べべべんべん ズバッと料理をいたしましょう ところがどっこい 知ってるかい 包丁は 人を刺し殺すことだって できちゃうんだなあ できちゃうんだなあ できちゃうんだなあ あんた、いつもやってるんじゃないの?
俎板の上に 黄金を乗せて切ってみよ 刃こぼれのブルース 刃こぼれのブルース 刃こぼれのブルース 無理だと思った人は手を挙げて さあ、それじゃ帰るとしましょうか?
時間の無駄じゃん 時間の無駄じゃん ジカンノムダデゴザイマシタネ
高級石鹸で 顔を洗えば きっと美人になる そして笑顔は全ての人を惹きつける
高級石鹸で 身体を洗えば 体臭は全て消える そしてボディラインも美しくかわる
高級石鹸で 心を洗えば きっと優しくなれる そして意地悪な性格は洗い流される
ハイハイハイハイ アンタが一番だってば ハイハイハイハイ 皆さんよ〜くわかってますから だから人前でそんな 自慰行為をはじめなくたっていいんだよ 近寄らないでね 臭いから
芭蕉扇に煽られて 空にうかぼうとしてる バランスの悪い 不格好な飛びっぷり 頭から黒いペンキをかけて 雪野原へ急降下 第三者が石を投げてるよ アンタの顔は 分かり易い蛍光塗料まみれ
ハイハイハイハイ アンタが一番だってば ハイハイハイハイ 皆さんよ〜くわかってますから だから人前でそんな 自慰行為をはじめなくたっていいんだよ 近寄らないでね 臭いから
バカにつける薬は 100年ローンじゃなきゃ買えない それほど高価な物 使ってる最中でもしもアンタが死んだら 残金は誰が払うんだい? 孤独な生ゴミを引き取る 業者だってタダじゃないんだ おまけに予約が一杯だから 玄関の前で腐った匂い 虫がわいて近所の奥さん大激怒
ハイハイハイハイ アンタが一番だってば ハイハイハイハイ 皆さんよ〜くわかってますから だから人前でそんな 自慰行為をはじめなくたっていいんだよ 近寄らないでね 臭いから
掴むとき 力を込めて 時を忘れて 全てが終わって 剥がれ落ちた 黄色い滑り止め 汚れがうかんで 手に馴染んで 毎日が繰り返される
誰かのために このまま貫けると 思っていれば とまらぬままの この心
くたびれた身体は その温もりが癒す だからALL RIGHT ALL RIGHT
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