日付変更線を越え、成田へ。
トロントにて乗り換え。
覚書(辺見庸 著 独航記 われわれはどんな曲がり角を曲がろうとしているのか より)
僕が戦場に何度か行って感じたのは、非常に身体的なことですね。吐き気がするほどの恐怖感、底無しの虚無感……。おそらくいまの若い人たちは小銃弾というものがどのぐらいの大きさをしているかも知らないと思う。小銃弾が人の身体を貫通したときの穴の具合も知らないでしょう。被弾した男はどういうふうに悶え泣き叫ぶか。それから迫撃砲で吹っ飛ばされた人間の肉というのがどういう色をしているか。ロケット弾が宙を飛ぶときの空気が焼けるにおいがどういうものか。
Luz公園へ。
セー教会周辺にて
日系移民資料館へ。
Y氏にグァルーリョス国際空港まで送っていただく。 出発ギリギリまでお酒を飲みながら会話し、別れる。
サン・パウロ出発。
2004年11月27日(土) |
サンパウロ自然植物園 2 |
セー教会へ
再び自然植物園へ。
L. purpurata
Neomaricaの一種(?)
シコンノボタン
移動日。 リオ・デ・ジャネイロ ― サンパウロ
ジャカランダ。ホテル周辺にて。
覚書(辺見庸 著 独航記 死と再生の世界を活写 より)
現代とは、醒めて正視するならば、まことにやっかいな時代である。たとえていうなら、それは、進歩が退歩を意味し、逆に、退歩こそ進歩でもありうるような迷宮に似ている。あるいは、合理が不合理に見え、その逆にも見える幻の大伽藍にも似ている。この迷宮、伽藍では、当方の豊かさが彼方の貧困を意味し、こちらの飽食があちらの飢餓を導き、平均寿命の高まりが自殺・事故死率と並行するだけでない。すぐれた頭痛薬や精神安定剤の発明と大量生産が、なんのことはない、おびただしい頭痛症候群と精神の不安定を前提としているような、悲しいアポリアに満ち満ちているといっていい。
市場でジャボチカバを購入。
イパネマで日焼け。 オイルもなにも付けなかったので、全身火傷状態。
浜辺で寝ていると、刺青サービス(洗えば落ちるやつ)が来る。 ぼくが「イヤだ。」といったにも関らず「まあ、いいからいいから…。」といって、腕に落書きを始めた。 そして、「はい、これでR70(1レアル=30円)だよ。」と。
鳴門を食べてるオタマジャクシの図かとおもったが、太陽とのこと。 値切ってR50払った。 まあこんなことが後々いい思い出になるはずである。
いろいろと期待していただけに、ショボい1日となってしまった。
覚書(辺見庸 著 独航記 地下足袋 より)
コストの高い国内で物をこしらえるのは刑事犯罪に近い愚挙とまでいわれ、消費のみが執拗に煽られる国。自給し自足することを根本から否定してしまった、人類史上じつにまれな消費列島。
2004年11月24日(水) |
リオ・デ・ジャネイロ自然植物園 |
コパカバーナ、イパネマ、ラゴアを散歩。
■ リオ・デ・ジャネイロ自然植物園へ。
Brillantaisia属の一種
Couroupita guianensis
移動日。 サンパウロ − リオ・デ・ジャネイロ
到着後、コパカバーナ、イパネマビーチを散歩。
Y氏と共に。 税務局 − 生地の問屋街 − 郵便局 − 旅行代理店
Y氏と別れてLUZ公園へ行く。が、閉まっていた。 ブラブラしてホテルへ帰る。
Y氏とカンポス・ド・ジョルドンへ。 町を歩きながら仕事の話など。
2004年11月20日(土) |
サンパウロ自然植物園 |
熱帯睡蓮
偶然、ラン・アナナス展が開催されていた。
L. purpurata werkhauseri L. purpurata tipo
トロント ― サンパウロ
早速、Y氏と待ち合わせ。 税務局と、銀行へ。
食事をしながら、仕事の話などをする。
セー教会周辺にて。Neomarica candida(?)
覚書(辺見庸 著 独航記 棄てられしものたちの残像 より)
中央防波堤 ゴミの海原には巨大怪獣の体温のような不気味なぬくもりがある。酵母類、細菌類などの微生物が必死になって有機化合物を分解し、熱を発している。耳をそばだてると、ゴミの吐息、ゴミの鼓動が聞こえてくる。低く、重く、うねるような音も。ああ、ゴミが大合唱をしている。
旅行前の数日間というのは、見慣れた風景が奇妙によそよそしく感じられたりする。
成田 ― トロント
覚書(辺見庸 著 独航記(ラブ・ミー・テンダー) より)
俺の記憶は俺のものなのに俺から離れ俺を撃つ。
庭仕事(旅行の準備)。
球根購入。 □ Tulipa praestans 'Fusilier'(\200/5球)
旅行の準備(鉢の整理など)
仕事@目黒
S氏と食事。
彼の観葉植物を預かる。
ムサシアブミの採種と播種。
新木場にて、お囃子の稽古。
仕事@新宿
切り捨てることが楽になったのは、いつからだろう。 「違う」と感じたら、なんでも捨てられるようになっていた。 その結果が、この生活。 後悔はしていないが、周囲とのギャップに呆然とする日もある。 今日はそんな日。
さあ潔くん、ワインを飲もう! 酒は、こんな日のためにある。
冬薔薇たそがれに笛の音澄みぬ
覚書
弱点を晒す。 自らを知ることになるから。 認めることで強くなるから。 笑いと共に、晒します。 いつでも晒す準備をしよう。 人が尋ねるその時までに。
葉牡丹購入。¥198@DIY
空き地の隅で笛の練習。 工事現場の近くなので、遠慮なく吹ける。
吹き始めて3分ほどすると、どこからともなくカモメが20羽ほどやってきて、ボクの上を旋回し始める。が、すぐにいなくなってしまった。 船の汽笛と勘違いしたのか。
カモメの眼は、何度見ても怖いです。
図書館へ。借りたもの。 □ チベット死者の書(ビデオ) □ 独航記 辺見庸 著
枝葉の処理。
ギボウシ苗の植え付け。水道工事の後始末も終了。
Scutellaria costaricanaの鉢上げ、予備に挿し木。
アケビが全部無くなっていた。垣根の実は、毎年よく盗られる。 しかしまあ、こんなのはカワイイほうで、ペットボトル、瓶、お菓子の袋、タバコの吸殻などのゴミは、毎日のように庭に投げ込まれている。 火を消してから投げ込むとも考え難いし、、、タバコて、放火では? 特に冬場は、乾いた落ち葉を敷き詰めているのでシャレにもならない。
んもぉー 犯人みつけたら、おしりぺんぺんよっ!(夏木マリの声で)
剪定 □ ヒマラヤスギ □ フジ‘黒竜’(垣根に誘引) □ クロマツ 終了。
放任した姿の美しいヒマラヤスギに手を入れることは、苦痛だ。 この木には、手間と時間がかかる。
明日は、おろした枝葉の処理(勿論、棄てない)。
風呂場補修。
剪定 □ ヒマラヤスギ □ フジ‘黒竜’ □ クロマツ 未終了。
髪を刈る。
風呂場の補修。(セメント使用)
覚書(徒然草 第七十八段 より)
今様の事どもの珍しきを、言い広め、もてなすこそ、またうけられね。 世にこと古りたるまで知らぬ人は、心にくし。
シクラメン・ヘデリフォリウム 属名の由来となった、受粉後の花茎の巻込み。 後ろのセダムは、S. pallidum ssp. bithynicum
剪定 □ ヒマラヤスギ □ フジ‘黒竜’ 未終了。
種蒔き □ 斑入り麦 うちで唯一、収穫可能な穀類。(落葉樹が空を覆うため、冬期生育型しか育たない) 春に収穫し、今日まで部屋に飾っておいた穂を手で脱穀する。 食物は、有難いですな。
芝生の整備。(水道工事の始末)
公園で笛の練習。 前の場所では警察が見廻りに来たので、今日は別の公園にて。 ちょこっと吹いて、さっさと引き揚げる。
覚書(徒然草 第四十四段 より)
あやしの竹の編戸の内より、いと若き男の、月影に色あひさだかならねど、つやゝかなる狩衣に濃き指貫、いとゆゑづきたるさまにて、さゝやかなる童ひとりを具して、遙かなる田の中の細道を、稲葉の露にそぼちつゝ分け行くほど、笛をえならず吹きすさびたる、あはれと聞き知るべき人もあらじと思ふに、行かん方知らまほしくて、見送りつゝ行けば、笛を吹き止みて、山のきはに惣門のある内に入りぬ。
(終了しました)
挿し木更新 □ セダム‘虹の玉’ □ グラプトペタルム‘朧月’ □ エケベリア‘パープルキング’
枝下し、剪定 □ アオギリ □ ゴヨウアケビ □ スイカズラ
このグンネラを入手した5月下旬時の葉長は12cmだった。丁度3倍になる。 来年の目標は「1m越え」。
寄せ植え □ ゲイソリザ + クラッスラ(カゲツ)
地植え(水道工事の後始末) □ ギボウシ苗
旅行の準備 査証申請書、査証申請明細書、写真、住民票写し、預金残高証明書を入手。 パスポートを添えて旅行代理店へ。
東京に出たついでにタキイへ。ゲイソリザ(混合)購入。\473/3球
その後、専門学校の友達のショーへ。 行かないつもりだったが、なんとなく足が向いてしまう。困ったものだ。
事務的な用事を今日1日に集中させた。 悩まないのでその点は楽だが、皮肉なことに1日中頭痛に悩まされる。
|