HCにて、梨の苗を購入。 □ 廿世紀 □ 幸水
アネモネ (画像削除)
シャガ
樹葉園より注文した苗が到着
最近購入したもの(HCにて)
□ バラ‘ピエール・ド・ロンサール' □ クマガイソウ □ サギソウ □ シラン(口紅) □ 甘夏
玄関の様子 (画像削除)
樹葉園へ樹木苗の発注。
□ スダジイ x 3 □ タブノキ x 3 □ アカガシ x 2 □ オニグルミ x 2 □ キイチゴ(カジイチゴ) x 1
自然科学系雑誌『ナショナル ジオグラフィック』の取材を、宮脇昭先生が受けられ、その模様がWEB上で公開されております。
NATIONAL GEOGRAPHIC
宮脇昭先生のインタビュー
以下抜粋(最後の画像以外)
私が「森林を作れ!」とばかり言うので、そのことだけを短絡的に考えている、とまわりから言われることがあります。もちろんもっと別な発想もあると思います。しかし、限られた時間の中で、自分と愛する家族のために何ができるかという本質を考えると「木を植えろ!」に行き着くだけのことです。
人間には欲望もありますが、英知もあることを忘れてはいけません。全部の欲望を我慢する必要はなく、極限の少し手前で押しとどめるという英知を使うべきでしょう。危険なのは野放しの欲望であり、文明はその欲望を際限なく満たそうとします。いくら素晴らしい文明でも、その文明に目が眩んでは地域からグローバルにダイナミックに安定持続している生態系を壊してしまう。そうなってからでは取り返しがつきません。
肝心なことは、単一な木を植えるのではないということです。土地本来の主木群を主にできるだけその森の構成樹種群のいろいろな木を「混植。密植する。」自然の森は、いろんな木が混ざり合ってできている。この多様性が生物社会のもうひとつの掟です。人間も同じでしょう。いろんな人間が混ざり合って社会を作るわけです。森も同じです。この「混ぜ・密植する」ことによって、幼木群は密度効果をもたらし、厳しい環境下の「我慢」が必要になり「共生」が生まれ、木がたくましく育つ。その競争・我慢・共生こそが、正しい生態系を形成していくのです。
現在の経済危機で、トヨタ自動車でさえ赤字に陥っています。トヨタはこれまで植樹や環境保全活動に積極的に取り組んできました。私はトヨタの社長や副社長、担当の専務の方に「40億年の地球のいのちの歴史は何百回ものビックバーンと言われるような大異変危機が繰り返され、それをチャンスに進化し、発展してきた。今、あなたがたが森作りをやめれば偽物だ。」と手紙を書きました。するとすぐに丁寧な返事がきました。「経済的にきわめて厳しいが、木は植えます、社員で木を植え続けていきます。」と・・・。
オーストリアのウィーンでは、私が生まれた年の1928年頃、ヨーロッパブナ林が少し傷んでいました。そこで知恵者が、アメリカのアパラチアン山脈の岩場に生えている木を持ってきて植えたところ、ものすごく速く育ち移植は成功したかに見えました。ところが、それらのニセアカシヤはマメ科の種で、空気中の4/5をも含めている窒素を根粒菌によってよく吸収した。窒素が好きなのは帰化植物、雑草です。オオマツヨイグサ、オオアワダチソウなどが大繁殖し、土地本来の少し厳しい条件で我慢できるヨーロッパブナの生育は逆により衰えてきました。これらニセアカシヤは今では森のペストとすら言われています。それと同じことを、日本人は一生懸命にやっている。
例えば、日本には森がたくさん残っているから別に植林しなくても平気だと言う人がいます。このことひとつとっても物事の本質を見ていない。木が植わっていればいい、植樹すればいい、しかし植えるのは何を植えてもいいわけではありません。偽物なら植えないほうがましです。戦後、建設省などが日本海の海岸にクロマツを植え大失敗しました。すぐに育つが長もちしない。台風や地震、火事ですぐにダメになる。今、いわゆるマツクイムシで壊滅状態です。本物とは長もちするものです。日本人も植樹を一生懸命行っていますが、今大切なのは本物の森を作ること。その行為が本物か偽物かを見分けることです。
宮脇方式による植樹 (横浜国立大学キャンパス内) 植樹種(タブノキ、シラカシ、アラカシ、スダジイ、アカガシ、シロダモ、ウラジロガシ、ヤブニッケイ、ヤブツバキなど)
巾1,5mの車道脇の傾斜部に植樹 ↓ 10年後 ↓ 15年後 ↓ 植樹20年後(現在)
アネモネ (画像削除)
雪割草 (画像削除)
お昼寝中
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