| 2003年09月29日(月) |
幻想の根拠など無かった。 |
前に、こんな日記を書いた。
そういや、以前、友人と、そういう話をしたことがある。 西原理恵子の「できるかな」の中で、普段、暢気で勤労意欲も無さげに見えるタイ人に業を煮やして、近所の人を捕まえて、現ナマを出し、配管工事をしてくれと言ったら、それまで何ヶ月も滞っていたのに一日で終わったのを見て、西原氏が「おまえら、勤勉とか能率とか、実は知ってるな!?」と怒鳴るシーンがあった。
「逆に言うと、緻密で真面目な日本人も、実は裏に回ればいい加減なことしてるのでは無かろうか」
と、彼は言う。
確かに、そうかも。 なんせ、核廃棄物をバケツで汲み出してたらしいし。 しかも、変なところで勤勉さを発揮して、「裏マニュアル」なんてものを作ってたらしいし。
しかし、この後、ニューヨークで停電、昨日はイタリアほぼ全土で停電。 停電が起こることを想定して、実際起こらなかっただけ日本はマシだったのか、と見直しかけた。
が、今度は製油所火災。
よく燃えるなぁ、幾ら分なんだろう。
久々に、おとめちゃんから電話。 おおおお!何ヶ月ぶりだろう!
用件は、プリンタの不調の相談。 正直、わたしも詳しくは無いのだが、調べつつ、おとめちゃんと悪戦苦闘。 なんだかんだいじっているうちに、問題は解決した……模様。
で、唐突な質問。
「らるごちゃんは、ドラえもんの道具の中で、ひとつだけ選ぶとしたら、なにが欲しい?」
「『四次元ポケット』、というのは卑怯だから、やっぱり『どこでもドア』」
「あ、やっぱり?」
「うん」
「そうなんだー。実はね、印刷してたのは、ドラえもんの道具の名前と効果を網羅したサイトで……」
「…………はぁ?」
「ドラえもんの道具って、どんなのがあったかなぁって考えてたら、止まらなくなって、ネット調べてたの」
うーむ。 油断していた。 彼女とも、長いつきあいだが、久々に、「普通の顔して、突拍子も無い」というキャラクターが健在だったの確認し、それを喜ばしく思う。
身長180cm近く、足のサイズ28cmの父が、実家近辺では服も靴も見つからない、ということで、ときどき、頼まれて買いに行く。 上野か、両国あたりである。 「サイズが合えば、デザインはどうでもいいのか」と尋ねると、構わない、と言う。
が、真に受けてはいけない。
気に入らなければクレームが出る。
「デザインはどうでもいいって言ったじゃないか」
と言うと、
「限度がある。還暦過ぎて、あんなものを着られるか」。
そんなにとんでもなく派手なものを選んだつもりは無い。 紺に、小さく赤いナイキマークが入っている程度でも、父には「派手」であるらしい。 要するに、なんだかんだ言って、好みがうるさいのである。
今回は、ブーツとコートを頼まれた。 9月に入って暑かったので、送っても着ないだろうし、まだ冬物は本格的には出ていないだろうと、のんびりしていたが、此処二、三日冷え込んでいるので、上野まで出かけてみた。
中田商店で軍服を物色。 大きなサイズでも、さほど苦労しない。 毛布みたいな裏地のついたコートと、編み上げブーツ。 SWAT仕様のブーツを買おうと思ったら、サイズが無い。 軽くていいのになぁ……と、残念に思ったが、仕方ないので別のを購入。
長袖シャツ一枚では、少々肌寒かったので、1500円でレインドロップ迷彩の旧独軍のジャケットを買って羽織る。 実は前に、近所で同じのを売っていて、欲しかったのだが、気がついたら売り切れていて、口惜しかった。 が、買わなくて正解。 半額以下だ。 雨の平日だけあって、人が少なくて歩きやすいが、その代わりに、両側の店からもれなく声をかけられる。 ついつい、大トロ1パックと、レンズ豆1�圓鮃愼�。 重いからさっさと帰ろうと思ったら、雨で紙袋が破れた。 その辺の店で、大きなトートバッグを買った。
帰りがけ、ランディと待ち合わせ、焼肉屋へ。 わたしが買ったレインドロップ迷彩のジャケットを見て、ランディは苦笑。
「なんだ」
「……いや、俺は、そろそろ軍服は卒業したいなって」
んだと、こら。 どうするんだよ。
我々の持ってるコートって、殆ど全部ミリタリーじゃないか。
花も花柄も好まず、お人形もぬいぐるみも苦手で、ディズニーには虫酸が走り、サンリオを仇敵として生きている。
基本的に、可愛いものがだめである。 が、それが、動く上に暖かいとなると話は別であったりする。
引っ越したら、ペットが欲しい。 とりあえず、犬猫一匹ずつ。
幸運にも、大型犬を譲っていただける予定がある。 まだまだ先の話だが、参考までに猫を見にペットショップに出掛けた。
かっ……可愛いすぎる。
さほど、大きなお店では無いが、それでも、仔犬と仔猫がいっぱいである。 アラスカン・マラミュート、チワワ、ミニチュア・ダックス、シーズー…… ロシアン・ブルー、アビシニアン、チンチラ・ペルシャ、アメリカン・ショートヘア……
店員さんが、ずっと電話中でよかった。 そうでなければ、我慢できずに「触らせていただけますか」とか言って、触ってしまったが最後、引越しは来年以降なのも忘れて、発作的に買ってしまったかもしれない。
可愛いものは凶悪だ。
アリアは「ガラスの仮面」にがっつりはまっている模様。
判らんでもない、と、同世代の女性ならば思うのではなかろうか。 が、如何せん、最早、あれを純真に楽しめるほど可愛くは無く、さりとて、もーどーだっていいやー、と言ってしまうことも出来ない。 登場人物全員に対して、「おまえらええ加減にせい」と突っ込みつつ、時にスポ根的、時にメロドラマになる展開に釘付けになる。 「こんだけ伏線張り倒してくれたけど、どう収拾つけんだよ、え?こら!」と言いたい状況のまま、停滞する長編漫画。
願わくば、わたしがこの世にいる間に完結してほしいと思う。
が、「ガラかめ」以上に長編だが、絶対終わってほしくない少女漫画がある。 「パタリロ!」である。 実は、わたしは、かつて、ファンクラブに入っていたほどの魔夜峰央ファンである。 現在の、わたしの嗜好を作ったのは、魔夜作品なのでは無いかとときどき思う。 中学生の悲しさで、今思えば、本当に良心的だった会費が払えずにやめてしまった……とか、書くと、歳がばれるが、気にしないことにしよう。
悪魔、妖怪、ナンセンス・ギャグ、落語、江戸時代、パロディ、ミステリ、倒錯、ラブストーリー…… いろんなものが山盛りで、「ガラスの仮面」や「王家の紋章」が、作者の興味や知識が別方向を向いたためか、なんや訳の判らん状態になっているのに比べ、「パタリロ!」は何故かこんだけ盛りだくさんなのに、違和感無くつづいている。 パタリロのしたたかさや、ケチさ加減、人をおちょくるためには決して手間暇を惜しまないところはそのままだが、バンコランやマライヒは、登場時からは考えられないほど所帯じみてしまっているのに。 違和感を感じないのは、登場人物たちが、変わっても、根底を流れる耽美とギャグとサービス精神が変わらないからだろうと思う。
実家には、40巻かそこらくらいまで揃っていたはずだが、わたしが嫁いだ後、両親は引っ越してしまったので、最早処分されてしまっているだろう。 出版コードに触れる表現があったため、後に初期作品に差し替えられてしまった「マリネラの吸血鬼」が含まれる4巻もあった。 やはり、結婚するときに持ってくるんだった。 もう一度揃えたいのだが、場所を取る。 文庫も出ているが、あれはあくまで「よりぬき」である。 やはり、どうせなら全部読みたい。(当然、許されるなら4巻は新旧両ヴァージョン欲しい)
ので、文庫版「パタリロ!」を買うのはやめて、今日は「アスタロト」1巻を買った。 面白い。 気がつけば、この「アスタロト」も、初出から10年以上も経った作品で、下手すると風化しそうなファミコンだの、スーパーファミコンだのというネタを使っているというのに、ちゃんと面白いのだ。 そして、なにより。
絵がめちゃくちゃ綺麗である。
扉絵や、2ページ使って描いたサバトのシーンなんかはためいきものである。 気合入ってるなぁ。好きなんだなぁ、悪魔ものが。 うんうん。わたしも好きだ。昔からこの雰囲気が。 魔夜作品だなぁ。あちこちに薔薇が咲いてるよ。 トーン殆ど使ってないよ。凄いなぁ。
来年、無事引越が出来たら、本棚新しく買って「パタリロ!」を全巻揃えたいものである。
生まれてすぐにお宮参りをし、
赤いおべべを着て七五三し、
夏には近所の神社で蝉獲りをし、
気が向けば初詣も行き、
偶然にも、高校の校長先生は、父の実家の菩提寺の住職で、葬式や法事の度に名指しでこき使われ、
可愛がってくれた祖父は、それとはまた別の宗派で得度をし、
自分の結婚式は、縁もゆかりもない神社で夫婦と友達数人で祝詞を挙げて貰い、
友人がチャペルで結婚式を挙げると言えば馳せ参じて、牧師さんだか神父さんだかの説教に感動し、
あんまり関係無いけどおいなりさんが好物で、
瀬戸内寂聴の得々と語る言葉にテレビ画面の前でツッコミを入れる。
これからも、わたしはそういう曖昧で寛容な日本人でありたいのである。
友人と会食。
ビュフェ形式のレストランで食べ放題、飲み放題した後、友人たちと別れ、電車に乗って帰る途中、ランディの会社の先輩と偶然逢った。 そこでまた、飲みに行くことになり、手近な焼鳥屋へ。 同じ職場に勤めてる人にしかわからない内輪話を聞きながら、更に飲み食い。 いや、流石に、酒類はやめとこうと思ったのに、グラスが空くと、ランディが勝手に烏龍ハイだの、青林檎サワーだの頼みやがる。
ダイエットって、なんだっけ? いいや。 今宵は、酔ったまま、気持ちよく眠ろう。
| 2003年09月08日(月) |
さて、効果は如何に。 |
こちらの日記を読んで、ひのき泥炭石なる石鹸を探し歩いたのだが、どうしても、行動範囲内では見つけられなかった。 で、普段はしないことにしているネット通販(個人情報流出と、自分に歯止めが利かなくなるのが怖い)で注文してみた。 昨日届いた。 使ってみた。 見た目は灰色で不気味だが、檜のいい匂いがする。
試しに三つ頼んだので、ひとつはランディが会社のシャワー室用に持って行き、ひとつは自宅の風呂場に置いた。 つるつるすべすべになったら、長年、皮膚炎に悩まされている弟にも送ってやろう。
絶対に守られることの無い言葉がある。
「今日、先輩と飲んで来ていい?」というランディへのお願い。
「早く帰って来てね」 「遅くなるときは電話してね」 「だれも連れて来ないでね」
ちなみに「早く」とは、「終電までに」で、「遅くなるとき」とは、「終電に乗れなかったとき」である。 総てに対して、ランディは、「うん」と言うのだが、守ってくれたことは本当に稀である。 下手すると三つとも忘れられてしまう。
昨晩も、遅く帰って来て電話無し。 辛うじて、一緒に飲んでいた先輩を泊めるとは言い出さなかったが、連絡も無く帰ってきたのは二時半。
「ただいまー」
というのを無視していたが、しつこく何度も「ただいまー」を繰り返すので振り返ると

猫耳カチューシャ
をつけて立っていた。
「…………」
面白い?面白いだろ?可愛いだろ?笑え。今すぐ笑え、と言いたげな顔で立っているランディに、真顔で
「で?」
と言ったら、非常に不満そうだった。
「二時間前に帰ってたら爆笑してやっても良かったが」
「ちっ。折角貰って来たのに」とか、ぶつぶつ言っていたが、何処のだれに貰ったかは置いといて、一体何処からそれをつけて歩いていたかが気に懸かる。
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