2001年12月22日(土) |
『After the Concert』 |
『After the Concert』は舞台ではありません。 コンサートでもありません。(笑) 鈴木綜馬さんのファンクラブのイベントです!(^^) しかし、私の意識下ではぷちディナーショー。<昼間だけど(笑)
会場は白亜館伏見店でした。落ちついた佇まいのフランス料理屋さん。しかし、バブルがはじけて以後はなかなか連れて行ってもらえないので上に『高級』という文字がつくかもしれません。でも、それだけにこちらのお料理は美味しいです。 綜馬さん、ナイス!前回の富麗華さんも美味しかったですし、お店の選定が素敵。 参加者は75人…ちょっと通路が狭いと思わないでもないけど、イベントはこれくらいの人数の方が楽しいのかもしれません。
今回はヒゲ面の綜馬さん〜。 お掃除のオジさんやカレーニンの為におヒゲ付きだったのかしら。 おひげのある綜馬さんも素敵ですが、私はない方が好きだったなぁ…。(笑) ご挨拶の後、綜馬さんはいったん退出してしまいます。 そしてすかさず軽食た〜いむ! ぷちサンドとぷちケーキなので、どちらもさくさくと胃袋におさまってしまいました。美味しかったです。…でも、ラムレーズンのケーキを食べ損ねてしまった。 そしてほどよく食べ終った頃に綜馬さんが再登場。でも、私はまだサンドイッチをつまんでいて、慌てました。食べてる場合じゃないぞ!!(笑) そりゃあ、もう綜馬さんの写真を撮ることに命をかけておりました。 この場でなければきっとパパラッチ…。(^^; ええ、2時間かそこらの間にしっかり64MB×2枚分撮ってまいりました。 (注:動画を撮ってたりしたので、メモリの消耗が大きいのです。写真だけでそれほどのメモリを使ったわけでは…ないんですよ?ごにょごにょ…)
写真を堂々と撮れるのも楽しみにしていましたが、綜馬さんのイベントの最大の楽しみは『歌』です。『White Christmas』は絶品でしたね! 喋ってる時のにこやかな綜馬さんも素敵ですが、歌ってる時の方が3割増カッコよく見えます。(^^;<喋ってるとお笑いだって言ってるわけではないのですが… 綜馬さんのパーティーの時は前回、前々回共に『オー、シャンゼリゼ』と『セ・シ・ボン』を皆で歌ったのですが、今回は時期的に『聖夜』のみ…ちょっとほっとしたと同時に嬉しかったです。 事前アンケートに『綜馬さんとクリスマスソングが歌いたいです!』って書いてたから。 歌の合間によくお水を飲んでいた綜馬さん…『Volvic』ですね。(笑) 私も大好きです。(^^)飲みやすくてミネラルウォーターの中では一番名古屋のお水の味に近いから。…そういう些細なことまで嬉しい時間でした。
トークでは、かぼちゃ嫌いの息子さんにポタージュと偽ってかぼちゃのポタージュを食べさせていたり、綜馬さんのバースデーケーキに蝋燭を入れ忘れられていたために息子さんが仏壇から蝋燭を持ってこようとしておばあちゃんが止めたとか…鈴木家の日常が垣間見えたりして楽しかったです。
あと印象に残ったこと…綜馬さんを囲んでの記念撮影の時に少しでも多くの方にお声をかけようとなさっていた綜馬さんの姿が忘れられません。 もう、本当に『参加してよかった〜!!』って思える瞬間でした。
…また来年もパーティーがあるといいなぁ。
2001年12月21日(金) |
『DIVA 2001』二本立て〜。(^^; |
…またやってしまいました。昼夜二本立て観劇。 しかし、今回はたった1日しか公演がないのだからよしとしましょう! 実際に昼も夜も観てる方って割と多かったですしね…! 何故わかるのか…それは夜の部入場前にプログラムを抱えてるから…(笑)
『DIVA2001』は一路真輝さんのミュージカルショーです。 しかし、私のお目当ては特別出演の鈴木綜馬さん! でもってあと井上君ちょっぴり…。(^^; でもいいの…他にもそういう方は多かったから。 これも何故わかるのか…入り待ちをしてた人の顔ぶれです。(笑)
最初、『ミュージカルショー』と聞いて、いろいろなミュージカルのハイライトシーンの切り貼りかと思ったら、違うんですね。(^^; いろいろなミュージカルナンバーを構成してオリジナルなものを作っちゃったんですね。 …流石だぁ。 第1部…ミュージカルスターに憧れながらアルバイトのガードウーマンで生計を立ててる真輝ちゃんが劇場の精霊に出会ってスターになるための特訓を受けます。 伊東さん、小野さん、鈴木さん、井上君、縄田さん、NIROさん、東山さん…の精霊's…たっ、楽し〜い〜! 普段のミュージカルでは観ることのできない楽しい面が見れました。 怒りの演技特訓の場面…井上君…プリンを食べちゃって『食べてかんのだったら名前でも書いとけ!』って言ってたのが妙に印象に残りました。 ……誰のプリンを食べたんだろう…… 体力特訓の場面では筋肉Tシャツを着用してた縄田さん…東急ハンズで買ったとか何とか…。(笑)筋肉をさらすのが恥ずかしかったらしいです。 いい身体してるのになぁ…。白塗り@トートダンサーじゃないとダメなんですね。(笑)
………で、そんなこんなで全然綜馬さんが出てこない〜!(>_<)と思っていたら、最後の最後で漸く出てきました。お掃除のオジさんで…!! かっこいい綜馬さんが好きだっただけにちょっとショック。(。_。; まあ、素の時にはオヤジギャグ連発の人だって知ってたけど…舞台の上では夢見させてくれるって信じてました。 特別出演って何が特別だったんでしょうか…。(溜息) しかし、そのお掃除のオジさんでビデオ購入を決めた私がいる。 幕間になった途端、ダッシュしてビデオの申し込みをしにいったのは私です…。(///)
第2部は第1部を忘れ去って『アンナ・カレーニナ』…昔、小説を読んだきりだったのですが、映画も途中で寝てしまったのですが、ミュージカルだとこんなカンジなんですね。 アンナの一路さんはいいとして、カレーニンの綜馬さんもいいとして…ヴロンスキーに井上君!? いきなり息子から愛人に昇格? でもやっぱり舞台の上で寄り添ってても母と息子に見える。(笑) イメージって恐ろしい。 その後のトークで『息子から愛人に昇格したので、いずれは旦那役を…』というようなことをいった井上君と一路さんの間に割り込んで、絆をちょきちょきで切ろうとする綜馬さんは可笑しかったです。でも、それを上回るのは一路さん! 『旦那はこの人なのよ…振り続けてるけど』の言葉に場内大爆笑。 一路さん、面白いよ…。 第1部もよかったけど、第2部の方が豪華でしたね。 『キス・ミー・ケイト』の曲を聴けたり、一路さんのトート閣下…『最後のダンス』を聴けたり…。 一路さんと井上君の『闇が広がる』もいいけど、祐一郎トートの時の方が数倍、淫靡なものを感じてたり…。(笑) それから、綜馬さんがエリザベートのパパをやってたのがなんだか嬉しかった。 意外に似合いますね!<綜馬さんのパパ@姿は出てこなかったけど。
特筆すべきは昼の部! 綜馬さんのバースデーが12/20だったとのことで、いきなり『ハッピーバースデー』を皆で歌いました。綜馬さんスッキーとしては嬉しかったです。 でも、夜の部ではないもんだから、なんだか夜より昼の方が盛りあがった感がありました。…普通は夜のほうが盛り上がるものなんですけどね。(^^; でも、とっても楽しかったです。 今年最後の観劇だったのですが、ほかほかと幸せな気分で1年が終った気がします。 いい年だったなぁ…。(年寄りみたい…)
2001年12月20日(木) |
『クリスマス・キャロル』 |
ディケンズの名作…市村正親さんの一人芝居…一人で54役を演ってしまうと聞いて観に行ったのはもう、3年前のことでした。 『クリスマス・キャロル』のお話は昔に読んだきりで、けちけち爺が悔い改める話…そんな風に思ってたんですが、今改めて読み返してみるといいお話だと思います。 とはいえ、前回の『クリスマス・キャロル』を観に行ってから後に文庫本を買ってしみじみ読んだんですけど。(^^;
何度観ても見飽きることがないどころか、『この季節には必ず観たい!』と思ってしまう舞台のひとつにあげてしまいたいです。 それに、見飽きるといっても前回の舞台とは大分違ってたので、飽きるなんて言うことはないでしょう。 しかも、前に観たときよりも各段に練れた舞台になっていたと思います。 相変わらずおちゃめな市村さん…この人ほど舞台が楽しいと体現してる人もいないのでは、と思ってます。聞き取りやすい明瞭な台詞なのに、ちょっと早口…かな? 役から役への変わり身の早さ、役柄の演じ分けの多彩さには感心させられました。 自分のことしか考えてない強欲なスクルージや、小心者のクラチット、能天気な甥、太ったオジさん、口喧しいおばさん、大人の足元にまとわりつく落ち着きのない子供…どれも一人一人の特徴をジェスチャーだけで演じ分けてしまうのはさすがです。まあ、人間どころか精霊や幽霊や私の大好きなドアのノッカーまで演じてしまうくらいですから。(笑) でも、ふとした瞬間、市村さんの脇に子供の姿が見えたような気がしたり、ついつられて市村さんの指差す方向を見てしまったり…というのは市村さんが優れた演技者だということでしょうねェ…。 やっぱり『演技の市村』と言われてるだけはありますね。 前回観た時はクラチット家の末っ子とドアのノッカーがお気に入りだったのですが、今回のお気に入りはマーレーの亡霊でした。(笑) この役は音響さんとの連携が秀逸だったと思います。 マーレーの身体に巻きついた『業』という名の鎖を引きずって歩く様も本当に鎖をまとわりつかせているようでしたが、市村さんが歩くたびにあわせて流される効果音のタイミングが素晴らしい! こういう時に、舞台は一人では成り立たないものなんだって強く感じます。 作られたモノだってわかっているけど、多くの人の努力で構成されているモノだからこそ、こんなにも魅れるのでしょうねェ…。 終盤ではあちこちからすすり泣く声が聞こえてきたり…自分の視界もいつのまにかうるうるとしてきたり…舞台の持つパワーというのはすごいモノです。 いやなニュースばかりが流れる昨今、それでも温かな気分にさせてくれるこういう舞台こそもっと積極的に上演して欲しいです。
『ジキル&ハイド』…ムズカシイ題材だから、よほどの力量のある役者さんじゃないとかなりつらいものがあるのでは…と思ってましたが、演出家が…私にとっては鬼門の『や』のつくあの方だから(苦笑)そんなに期待はしてませんでしたが、翻訳は高平さんだし、思ったよりも面白かったです。 やっぱり翻訳ミュージカルは安心して見れますね!(^^)
鹿賀さんのイメージって『料理の鉄人』とか『タイムショック』とかのインパクトが強くって(笑)『ジキル&ハイド』も色モノ度が高そうだとか思ってましたが、まあその心配だけは免れました。(^^; 鹿賀さん…今でこそ、そういうイメージが強いですがこの舞台を見て久々にかっこよかったんだと思い出しました。(笑) たとえオジサンになってしまったとしても、舞台映えする長身はいいですね! 四季にいただけあって姿勢がとても綺麗ですもの!! …って言っても私が憶えている鹿賀さんのカッコよかった頃というのは2時間ドラマの、探偵役だったり結婚詐欺師だったりした時だったんですけど。(^^;
まぁ、それはともかくとして…演技はどうだったかといえば、衣装やメイクの力を借りて演じ分けるのではなく、髪の乱れや顔つきだけで演じ分けなくてはいけないからさぞかし大変だったことと思います。 でも、それだけにジキル博士からハイド氏に変った時の豹変ぶりが面白かったです。 鹿賀さん…何だかジキル博士よりもハイド氏の時の方がノッてた気がします。 キャラクター的に自分がハイド氏に共感しやすかったということもあるのかな…? 好きな場面はマルシアさん扮する娼婦を口説いているところ。(…いや、正確には殺してしまうところなんですけど…(^^;) マルシアさんをコートの中に抱き込んで歌うシーンは色っぽかったです。 マルシアさんもTVのイメージがあって『喧しい人』というイメージがあったんですけど、初めて間近でみたマルシアさんはやはり美人でした。 ロンドン一の美女…といわれていた茂森あゆみさんよりも美人だと思った。(^^; 役としては茂森さんの方が美味しい役なんですけどね、インパクトのあるのはマルシアさんでした。(苦笑) そして、演技はあまりお上手じゃないな…と思ったんですが、歌声はよかったです。すごく色っぽい声ですね〜。艶があるというか…観たのが昼の部だったせいか第一部の登場シーンではではやや精彩に欠けるかな…と思ったんですが、場を重ねてゆくにつれてどんどん艶やかな声になってゆくのです。 夜の部で観た方がよかったかなぁ…。
あと何か割り切れないものを感じたのが…アンサンブルの人…。 舞台を観るまで誰が出てるんだか知りませんでした!! 出演すると知ってたのは鹿賀さんとマルシアさんと茂森あゆみさんと段田さん…そのくらいかしら。 だから禅ちゃんが出てるのも、林さんが出てるのも、飯田さんが出てるのも、全然!全く知りませんでした!! …東宝ミュージカルのこういうところが嫌い。(T^T) 禅ちゃんや林さんが出てるのならもっと張りきってチケット取りをしてたよ…。 (今回、チケットを買ったのは発売日を過ぎてから…友の会で申しこんだりもしてなかったのでした。) 私は、アンサンブルがいいか悪いかで舞台の水準がぐっと違ってくるものだと思っている!! だから、主役の人が話題性のある人でも、アンサンブルがスカかも…と判断した場合は観ないのです。 …て、ここまで書いて禅ちゃんや林さんをアンサンブルに入れていいものかどうか、悩んでしまった。(^^; 私が一番失礼かもしれない…。(沈没)
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