死をもって何を償う?
重んじてる 軽んじてる 命は巡り浄化される?
あたしには判らない
ただ この胸に刺さる世界の棘が いつまでも抜けずに じわじわと痛みが広がるだけ
小さく羽ばたいた 一瞬の出来事 虚ろな瞳 真っ白に輝く キセキを落とす
灯りの数を数えてみる ひとつふたつ 涙に変わる
抱き締めた倖せは 不確かなモノだから こんなにも愛しく 消えてしまう灯りを想い あたしは今日も胸を震わせ ひとつずつ 涙を海へと還すのです
伝わる温度より確かなモノなんて きっと何処にも存在しない
だからあたしはいつもこうして 君に触れようと必死になるの
夢で終わらせたくない倖せなら 一生其処で埋もれていたい
君の手に触れたくて 君の頬に触れたくて 君の全てを抱き締めたい
そうして確かに 伝わる君を感じて居たい
2004年02月16日(月) |
White Lover |
呑み込んだ言葉をもう一度 白い息にして君へ贈ろう 吐き出した景色はもう二度と 君に重ねて見るコトは無い
不思議な程に心地良い 二人の形は今何処に
繋がっていても離れてる それでも君は傍に居る いつでも君が此処に居る
探し続けた君への言葉を 今もう一度届けよう 真実はいつも白く輝く 冬の訪れのように 僕の心に染み渡る
2004年02月12日(木) |
魂の Au revoir |
胸の奥が熱くなる 苛立ちや焦りを呼び出した 僕の心は暮れ掛けた夕焼け
燃えるように立ち上がる 不安や恐怖を押し込んで 先へ進む力をどうか僕に
君に触れるだけで 全て浄化される気がして 君の温もりばかりを求めて 最後には 君を喰べてしまいたくて
呑み込んだ言葉 浮かんでは消えていく呪文 赤く腫れた太陽を抱え 僕は君を最後まで離さない
今にも落ちそうな空の下 ふたり抱き合っている 離れるコトの無い 繊細な心の響きを感じて
共鳴して青に染まる 一瞬の出来事 広がっていく青の連鎖
今にも堕ちそうな空の下 繋がったふたりは いつまでも浮かぶ雲の色
手を離さないでいて ふたりがふたりである為に この手だけが 未来へと続く約束の鎖
ざわめきがひとつ 胸の泉に吸い込まれた
広がる螺旋の渦 底へと消えていく 転がる視界の中で 闇へと落ちていく
泉はまた 静かになった
何事も無かったかのように 再び動き始める
そういう運命(さだめ)の時間軸
本当は知っていて欲しい あたしだけの秘密事
教えたいけど教えない だからどうにか気が付いて あなたにだけは伝えたい
流れゆく星の軌跡や 揺れる小さな道端の花に 捧げる全ての想い達
走っていたら気付かない 焦っていたら気付けない そんな小さなコトだけど あなたにだけは知って欲しい
あたしが何処で何をしているのか あたしは一体誰なのか 常に 常に 見つけていて欲しい
抱き締めた温もりが本物なら 君の見る世界へと連れて行って
何も怖くなど無い 恐れはしない 其処にただ転がった真実たちが
運んでくるのは夢幻の欠片 二人で歩く道しるべ
2004年02月02日(月) |
private Resting place |
戦い続けて疲れたなら そっと身体を休めて
深緑の心を持って 小さな湖を眺めて 時には 舞い降りる旅の鳥を 息を殺して見守って
歩き続けるコトだけが 確かなコトでは無いのです
ふるふる 震える胸に 差し込まれた刃 閉じ込めた想い
哀しみの海で眠るなら 貝の中で沈んでいきたい
割れて離れて崩されて 打ち上げられるその姿 そこに「あたし」はもう居ない
綺麗な型だけ残して いつか消え去ってしまう そんな運命
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