★★☆ 想 う ☆★★
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QC用語に「当たり前品質と魅力的品質」という言葉がある。
ひとつはあって当たり前のもの。もうひとつはあるとうれしいもの。
例えばある航空会社が 「当社の飛行機は落ちません! 落ちないよう努力しています。」 と宣伝していたとしよう。
飛行機は落ちては困るのである。落ちなくて当たり前。 当たり前の品質を提供されないとお客は満足できないばかりかクレームとなる。
もちろん、「当社の飛行機は、全席無料TV付です」などは魅力的な品質といえよう。 魅力的な品質は、無くてもかまわないがあれば喜ばれるという品質である。
さて、品質という言葉は適切ではないが、家族に対して日々感謝する気持ちというのは、薄れているものである。
これは、日頃から麻痺した感性が「当たり前的品質」になっているからである。
妻は、掃除・洗濯・家事・育児とやるのが当たり前... 子供は、親の言うことを聞かねばならない・勉強するのは当たり前、仲良くするのは当たり前...
一般的に当たり前なこともあるけれど、 今日はしてくれて助かったよ。 365日の中では何日かはこういうこともあるね。 自分がして見てとても感じるものがあったよ。
家庭ではその時々で心の持ち方が変わってくる。
○○が△△しない っていうのは、原則として飛行機は落ちないのが当たり前っていう 当たり前にくらべてどのくらい当たり前なのか、今一度考えて見よう。
家族のふれあいには、対価の代償がないぶん愛情で左右される。 一言でいうならば、感謝の気持ちを持つことで 当たり前と思って不満を感じてしまっている自分を見直すことができる。
そんなふうにも思う。
100-1=0である。
こんなことは世の中では当たり前のようにある。
たった一つのミスで、0点になってしまう。
完璧にこなしてはじめて評価される。
99点じゃないの?って 甘いあまい。
世の中そんなに甘くない。
子供とキャッチボールをした。
ひさしぶりだ。
ずしっと重かった。
コントロールもよかった。
いつのまに...
子供には普段から伝えてある。
お父さんは子供とキャッチボールをして遊ぶのが
一番楽しくて、自分の夢だったと...
去年までは、父のキャッチボールだったが
今回は、子と父のキャッチボールだった。
キャッチする一球、一球がズシンとこたえた。
うれしさよりも、おどろきの気持ちで
受け止めた....
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