ことばのかけら
桜子

■■■
■■
■ ジムノペディ

点々ところがる音符の上を
片足飛びで渡ってゆくよ

ジムノペディの
自由

四角四面
がんじがらめの風に吹かれて
生き辛くなったら
思い出そう

点々ところがる音符の上は
時々足元がくずれるけれど

ジムノペディの
水面

うつくしい波紋が広がっている

2006年01月18日(水)

■■■
■■
■ Shining in my heart

薄く雲のかかる
けだるい味のする毎日
あなたは急に照らしてしまった
ジリジリ
心を責めるように

少しの間忘れていた暖かさに
すっかり参っている
毛布のようにくるまれた雲の
居心地のよさを忘れ

けれどどうか
まっすぐな光で居て欲しい
そのためにはどうしたらいい・・・
このまま微笑んでいるしかない?

少しの間忘れていた輝きは
しっかりと影をつくった
「もう昔には戻れないかな・・・」
寂しそうに雲が言った

けれどどうか
優しい雲で居て欲しい
そのためにはどうしたらいい・・・
この想いを仕舞うしかない?

2005年08月25日(木)

■■■
■■
■ 桜

夕陽が傾いて
お芝居のライトが照らしたように
薄紅色の花が輝いた さらにさらに

見上げる桜
いちねんに一度咲く
生きてる時が限られているなら
あと何度
咲いた散ったと騒げるだろう

明日は暖かいという
あぁ勿体無い まだ咲かないで
週末は雨だという
あぁ憎らしい まだ散らさないで

まだ、あともう少しだけ
この樹の下で見とれていたいの・・・

さぁっと風が吹く
雨のような花びらで
体ごとさらって欲しい

2005年04月07日(木)

■■■
■■
■ Party!

ほっぺのつけねの筋肉が
ひきつるんじゃないかって そのくらい
笑った 笑った 大声出した

失敗もしたけれど
夜の闇に優しく熔けていくように映る家の灯が
人々の笑顔が 温度が 体温が 言葉が 声が
きっと許してしまう

人が 逢う 集うということ
その時間は その時かぎりの貴重なものなのだということ

あったかい暴走のひと時。


2005年02月12日(土)

■■■
■■
■ 落ち葉と犬

一日など
過ぎるのが早い・・・
曇り空の今日だけど
そろそろ、部屋の方が明るみを増してくる時間

いったい何のために生きるだろう・・・
風呂につかってじっと考えたゆうべ
つかる湯を蹴ってみた

答えは永遠に出ない

愛犬が
落ちた枯葉の上を選んで歩く
カラカラ乾いた音が、楽しいのだそうだ


2004年11月11日(木)

■■■
■■
■ 永遠に心の中で・・・

ごめんなさい
ゴメンナサイ
ごめんなさい・・・

なんべん
なんじゅっぺん
謝っても謝っても

それはもう過ぎてしまった時の中のこと

だけどどうしても
謝りたくなることがある
しょっちゅう、ある
時の経った今だからこそ
解ったことが 沢山あるんだよ・・・

風がただ、私を吹き抜け
月はただ、そこで輝いてる

2004年11月04日(木)

■■■
■■
■ 向かい席

少しだけ
いえ かなり
怯えうつむき 眠る前のミルクコーヒー片手に
テーブルにつく
今の私

その
向かいの席に
明日の私が座っているなら
どんな顔をしているの
どんな顔でそこにいるの・・・

『救い』は
おそらく
私自身のこの手
他の誰でもなく

勇気の欲しい右手に
いま 握るものは
長針ひとまわりぶんの間
飲み干せなかったミルクコーヒーのカップ

2004年10月14日(木)

■■■
■■
■ やすらぎへと・・・

ダンスの稽古用に
普段着に
作業着に
今はパジャマに

着古されたTシャツ
少しずつ、格下げ

古びた
くたびれた
そうして、老いていったものたち
いつかの日々とは違って
気張った輝きは、すこし、失われたけれど
今は、くつろぎを与えるものへと変わった

オモイデ
ニガイモノ
ワスレルベキモノ

…そうでもないよ
薔薇があまりにも美しすぎて
チクリと刺さったトゲのようなものだよ

全ての時は流れていく

2004年07月27日(火)

■■■
■■
■ 振り

知ってたよ
遠くの方から小走りにやってきたのも
ちょっと、見てた

すこし時間に遅れ気味の待ちあわせ
怒りたい気持ちは少しもない
ただ


「あ、きたぁ」

たった今、気付いたような振りをする
ずっとずっと待ち焦がれていた気持ちが
大きすぎて恥ずかしいから



2004年06月06日(日)

■■■
■■
■ 君の言いたかった言葉・・・・・・

あの時 君は
何かを伝えようとしていたんだね

同じ言葉
何度も
何度も
繰り返し描いて

言うに言えない思いを
どこかにぶつけようとしていたんだ……

2004年04月14日(水)
≪ ≫ 初日 最新 目次 HOME


My追加