凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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なんにもない母の日だった。
いつだったか、母の日に夫が子どもと板チョコをプレゼントしてくれた事があって 子どもが自分の小遣いで買ってくれたなら感動だけど 夫が出費して板チョコかい、と腹が立った。 しょせん私への感謝の気持ちなんて板チョコ二枚程度なのね。 それなら腹が立つだけだからいらない、と、まではさすがに言わないけれど 嬉しくもなんともなかった。 せめてシュークリーム程度ならまだ嬉しかったものを。
腹が立つことをされても迷惑なので 「母の日は何もいらないからカレー作って」とアイにお願いして 母の日はカレーを作ってやる、が定番になりつつあった。
どちらも思いっきりCMに踊らされている感が強くて 興ざめこの上ないけれど(だからチョコは腹が立ったってものある) カレー作りは子どもの料理の練習にもなるし、 本人達もCMで見てるから納得してもらいやすいかと思って。
けれど今年の母の日はアイは部活。 夕方帰宅してからカレーを作ってもらうのも可哀相。 おまけに月曜日、アユムの学校給食のメニューはカレー。 これは今年の母の日は夕飯にカレーは避けた方が無難だなぁと思った。
思ったけど、自分でそう発言するのも何か違う気がして。
あえて何も言わないでおいた。 夕飯作りもカレーの材料と同時に焼肉の材料も用意して ぎりぎりまで何も言わないでいた。 カレーを作ってくれるならそれならそれでもいいかと思って。 カレー作りが無理なら何か考えてくれるのかもと思って。
結果、何もない母の日でした。 アユムは「母の日なのに何も用意してないー」と朝からいってたけど 「何もいらないよー」と答えておいた。 だからかな。 見事に、誰からも、何もなかった。 肩たたきすら。
そっかー私への家族の気持ちってそんなもんなのね。 なんか再認識というか、実感できた。うん。
日頃なんにもしてもらえないで 何かしてやることばかり無償で強いられる母親にとって 母の日ってその苦労が多少なりとも報われているんだって 感じる事が出来る日だったんだなぁと。
私は父の日は毎年子どもと何かしらプレゼントを選んで 夫にプレゼントしてるんだけど。
今年は止めておこうかな。
リクエストしないと、というか、 お膳立てしないと表してもらえない感謝の気持ちって 既に感謝の気持ちじゃないよね。 これからも母の日は何もこちらからリクエストしないでおこう。
なんか、こんなつまらない家族関係続けていくのもしんどい気分。
暁
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