凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2014年02月18日(火)

去年は父方の叔母と伯母が亡くなった。
父は六人兄妹のただ一人の男だった。
その父が真っ先に亡くなり
叔母達の喪失感はいかばかりだったろう。
その分、子供である私達は叔母達には可愛がってもらった気がする。

その叔母達のうち二人が昨年一気に他界。
叔母の通夜には行けたけれど
伯母の場合は平日だったのでパートが休めず
通夜も葬儀も行けなかった。

父のただ一人の姉。
祖母に一番顔立ちが似ていた伯母。
賑やかな叔母達の中でいつもおっとり微笑んで
自分の妹達の会話を聞いていた伯母。
叔母達は本当に仲の良い姉妹だったと思う。


先日、祖母の命日用にお仏壇にお供えしてもらおうと実家にお菓子を送った。
電話口で母と話していたら、伯母の話になった。
お正月も帰らなかったので、私は伯母のお参りに行っていない。
嫁に出た身だし、次女だし、そんなに気にしなくていいと言う母。
そういう話じゃなくて、私は身近な人が亡くなったら、かけつけたくなるのが普通じゃないか、という、単純な気持ちなんだけど。


「それに、お義姉さんが亡くなって私は本当にすーっとしたし」と母は心底清々したふうに言った。
耳を疑った。


母曰く、父と結婚する時に「家柄が違う」と母との結婚に伯母は反対したのだそうだ。
母は子供の頃に父親を亡くし片親だった。
そういうのもあったのかもしれない。
だけど。

「だから義姉さんは私の事どう思っているんだろう。嫌がっていたんだろうなといつも思っていた。」
「その義姉さんが亡くなってやっと気分が晴れた」

つまり、母は伯母の目にいつも引け目と不安を感じながら生きてきたというわけか。
その感情から開放された爽快感でいっぱいというわけか。
でも。
でも。


人間として、母親として、それを我が子に嬉しそうに語るのは間違っている。

この人とはどうしても理解しあえない。


「そんな事誰にも言っちゃいけないよ。
そう思ったとしても自分の胸にだけしまっておきなさい。
●さん(同居の兄嫁)にも絶対言っちゃいけないよ。」
そう言い諭すと「わかった!もう言わない!」と嬉しそうに言う。

恐らく言うんだろう。
少なくとも自分の兄妹には嬉しそうにしゃべりまくるだろう。

兄や兄嫁には言わないで欲しい。
これ以上、これが自分の親なのか、と、失望させないで欲しい。

母に接するたびに、母の事が猛烈に嫌いになっていく。





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