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2002年03月20日(水) バイト壱初日。


今日はバイト壱(ホテルのウェイトレス)のデビュー日でした。
時給、研修中は900円、終了後本給1000円の初日。
もー、何て言うか・・・鬼疲れ?
ありゃバイトを本格的にやるのが初めてなヤツのやる仕事じゃありまちぇん。
いや、楽しかったんだけどね(笑)
では、今日の一日をダイジェストでお楽しみ下さい。


朝七時起床。
犬の散歩に行った後、洗濯物を干したり畳んだり、食器洗い機の中を片付けたりする。
おじいちゃんから『今日は朝、誰が(親父んとこに)行くの?』と電話が掛かってきてそれの応対。
つぅか、かなり二人でとんちんかんなやり取りをする。

爺『今日は朝、誰が行くんや?』
俺『え・・・?何が・・・?』
爺『何がってお前、朝誰かがはよう行かんとのぶちゃんおばちゃん(←かつを子母の事)が昼までおらんならんやろ』
俺『あー・・・まぁうん、それはそうやけど・・・』
爺『誰が行くん?』
俺『誰って言われても・・・今日私バイトやで。おかーはん仕事やし。マサ学校。』
爺『あー、お前バイトなんか!!じゃーおばあちゃんが行かんとあかんねんな』
俺『(爺の言い方からおばあちゃんを行かせたくなかった風のニュアンスを聞き取る)え・・・でも・・・おばあちゃんなんかあるんやったら無理して行くのはあかんしなー・・・』
爺『そやゆうたかて。ちょっとお母さんと代わってんか』
俺『(おかんは丁度上にいた上にこの状況はおかんに代わるといろんな意味ヤバい!!と判断)いや、今、上にいはるし・・・』
爺『じゃあやっぱりおばあちゃんか』
俺『(をいをい、脅し入ってきたよ・・・と思う)でも、なぁ・・・』
爺『ちょっとお母さんと代わってんか』
俺『(だからそれはマズいって、と思う)いやさ、だから今上やから・・・』
爺『じゃあ今日は朝、誰が行くんや。おばあちゃんが行かなあかんねやろ?』
俺『まぁ、普通消去法で考えても、おかん仕事、私バイトでマサが学校やし・・・』
爺『ほな、やっぱりおばあちゃん行かなあかんわ(受話器の向こうで爺が婆に呼びかけ)』
俺『(うっわー、そんな風に言わんでも・・・。つーか行かん気やったんかい!!自分の息子やのに!!と思う)うん・・・ごめんな・・・。』
爺『わかった、それじゃあね。』
俺『うん、ごめん・・・。』

後、朝御飯(パンと紅茶)を食べながら『ほんまもん』鑑賞。(←視聴のがいいのか?)
おかんが仕事に出計らったのを見て風呂に飛び込んでシャワーを浴びる。(←この段階でもう八時四十分位)
頭を撫で付けて化粧をしながら時計を見ると八時五十分。
しまった!!待ち合わせは九時十五分なのに!!と化粧も程々に慌てて家を飛び出る。(←待ち合わせ場所まで二十分位は裕にかかる。が、シャワーに入った時間を見るとやや確信犯的な匂いがしないでもない)
チャリ乗車、二十分。
何とか仕事場に十分前到着。
新人として『遅刻』というあるまじき行為をしなくて済む。
内心ヒヤヒヤしながら待ち合わせの九時十五分になる。
今日のバイトは派遣会社の準社員なので仕事場所がやるごとに違う。
ので、初回は先輩さんと待ち合わせをして、モノの場所やら会場のセットの仕方やら接客やらいろいろ習う。
のはいいのだが・・・。

来ない!!

待ち合わせ相手が来ないんですけど・・・。
待ち合わせ時間五分過ぎに相手の携帯に電話。
出ない!!
ドキドキドキドキ・・・。
も、もしかして場所間違ったか・・・?
(※新人は大体慣れるまでは一会場でシフトを組まれるのだが、俺の場合、フジタホテルと国際ホテルは系列と言う事で二つ会場を振り分けられていた)
じ、時間が違うとか・・・。
待ち合わせ時間十分過ぎにもう一回電話。
やっぱり出ない!!
ビビって麗仁様にメールとかしながら(←同時採用)取り合えず待機。
これは梅木課長(←派遣会社の人。いわば俺の上司)に連絡を・・・?とか考えてたら待ち合わせ時間十五分オーバーで相手から電話。
『すいません、あと十分で行きますんで!!』
と言われる。
どうやら忘れていたらしい(笑)
つぅか俺のドキドキを返してくれ。(死)

九時四十分頃、ロッカーで制服に征服されてみる。(←ナイス☆韻)
ノーマルな黒ミニワンピに白エプロン。
今日から国際と統一されたらしく、ダサいと評判な(と、ロッカーでベテランさんが言っていたのを盗み聞き)フジタの制服は着なくて済む。
でも結局どうダサいのかわからない。(だって前の見た事ないから)

しょっぱなから遅刻をかまして俺を不安にしてくれた先輩、河野暁子さんについていろいろする。(会場のセットとか)
前半戦セット終って昼食。
食堂のメニュー(一つしかない)はミートソーススパゲティでちた。
それにあわせもので高野豆腐(何故)とサラダ。
食べ終わったらオマケのヤクルト(だから何故)。
全部で250円也。

十二時半、担当会場『藤の間』に帰って来て後半戦セットに入る。
何故か河野さんにはとんちんかんな事ばかり教えられ(つぅか河野さん自身まだあんまり教えられる程フジタに入ってない臭い)最初藤の間に入った時に『今日、彼女は河野とセットにするから』と言われたのにも関わらず、河野さんよりもういっこ偉い坂本さん(派遣の社員さんで各ホテルに常勤としている人。めっちゃ俺好みの美人なおねぇさまVVしかもさりげに俺の事を見守っていてくれた風)付きの新人になる。
って言うか誰付きの新人で只今仕事研修中VVとかじゃなくて『次これやろか!!』とか『次これやって!!』とか、ばしばし名指しで仕事を任される。
何、この状況?つーかホテルのウェイトレスっつーかマジバイトは今日初めてなんですけど!!とか思いつつ『はい!!』と返事して着実に仕事をこなしていく。
例会の割り当てだったので『今日は比較的楽ちん』な方だったらしい。
でも本人必死。
だって初めてだし。
なのにリロプチさん(客の通称。正式名称『リロプチミスト京都』様)ったら容赦なくこっちを店員扱い。
ギャース。
でも全員おばさんだったので少々失敗しても全然目を瞑ってくれまちた。(笑)
つぅかこっちも相手も素人なので何が失敗かわかってません。(←をいをい)
取り合えず三大要素、
『失礼します』『〜いかがですか(〜よろしいですか)』『少々お待ちくださいませ』+笑顔(多少ぎこちない)は欠かさぬように努力してみる。
配ったり下げたりおかわり注いだり下げたりしてる内に会食が終わり会議になる。
これで担当の『藤の間』は会議がハケて下げ&次の会場セットまで御役御免。

が、休憩の間もなく、上の会場でやっている会議(だと思われる)のヘルプに借り出される。
ここでも配ったり下げたり下げたりしている内に会議終了で客(こっちはおっさんばっかでなんか横柄な態度でやな感じ)がハケて、下げ&次の会場セットになる。
どうも河野さんは下っ端だったらしく、俺と二人で使われ組(まぁ、所詮ヘルプ)と成り下がる。
だから俺は河野さんとセットと言われつつ彼女とは全然仕事せず。
食器下げて次何するんだろー?とバック(所謂調理場の事)から会場に出て行くと、高瀬さん(派遣のバイター/女)に
『テーブル折りたたもーか!!(勿論名指し)』
と声をかけられ折りたたんでいる最中に木下さん(派遣のバイター/女)に
『バキュームかけてー!!(勿論名指し)』
とか言われてバキュームって何ですか的(←しかも聞いたのに回答なし)にテーブル折りたたみ済む。
高瀬さんがテーブル一っ所に寄せてるのを見て、よぅし、寄せたらいいんだな!?とテーブルをその場所に寄せていたら、常勤の塩見さん(多分/つぅか男は二人しかいなかったにも関わらず接触なくて名前覚えられんかった)に
『じゃあ、テーブル片付けよっか。(いやっちゅー程また名指し)』
って言われる。
はい、片付けね、と思っていたら、木下さんに
『バキュームかけてって言わなかった?』
って怒られる。
うぇーん、木下さん怖いよぅ、つーかこの人苦手ー・・・(河野さんに付いてた時にエプロンのリボンの形で怒られた事もあったから)とか思いつつ、しょぼーんとする暇もなく、バキュームって何ですか?と聞こうと思ったら、
『もしかしたらバキューム知らん?掃除機の事ねんけど、会場内全部かけてくれる?掃除機は式場!!』
って指差され、取り合えず指された方に『式場』探し。(←何か結婚するカップルみたい)
が、よくわからん。(そりゃそうだ。だって客として入った事すら無いのに、フジタ)
取り合えず比叡に舞い戻って、えーと、誰に『式場』を聞けば・・・とおたおたしてたら坂本さんが
『何探してる?掃除機か?出たとこ左前の扉!!』
と救いの一声をくれる。(つぅか坂本さん、俺がやる事わかんなくておたおたしてたのではなく、仕事があっておたおたしてたのだとよく見抜きましたね。しかも探してるものまでズバリってどーよ)
どうにか掃除機を探し当て、バキューム開始!!
が、延々と続くだだっ広い会場。(藤の間の二倍だったからそう見えただけで大して広くないのかも)
しかも絨緞。
掃除機かけにくっっ!!とか思いつつ黙々と掃除機かけ。
途中ふっと『これってウェイトレスの仕事?』の思いが頭を掠めるが諦めて黙々と掛け続ける。
バキュームってぜってーベテランさんはもっと早く終るんだろーなーとか考えつつ、ま・いやー、今日初にしちゃ中々っしょ!?って内心自分を励まし出す。(←寂しい新人)
が、終わりに近付いて次の会場の客が会場の下見に現れる。
流石に、しまった!!と思う。
机にクロスかけたりだとか、皿運び入れたりだとかならいかにも臭いのに掃除機かけてる自分て一体!?
せめて客が来る前までに終わらせりゃよかった!!と後悔しながら残りのバキューム。
・・・をしてたら客の一人が掃除機に興味を持ったのか掃除機のまわりをぐるぐるしたり、掃除機の会社名を確認したり、俺から横取り40萬で自分で掃除機をかけ出したりする。
この掃除機、もしかしてあんたの会社のか!?いや、もしかしてライバル会社の!?とか思うと迂闊に受け答えが出来ず、おろおろする。
おっさん、頼むから掃除機返してくれ!!と心の中で必死に懇願。
ちょっと掃除機をかけて、吸い口のブラシとかを確認した後、もう一人の客に
『流石、〜(←会社名だと思うけど忘れた)吸引力がいいよ!!』とか何とか言いながら返してくれたのでちゃっちゃと次の客に絡まれない内にバキュームを終らせる。
で、下見客が帰ってから客の名前を確認したら(つーか会場内にでっかいでっかい看板が掛かってた)『同志社大学心理学部研究会』だったので、がっくりくる。
なんで掃除機なんかに興味を・・・。(つーか気軽に心の中で『おっさん』呼ばわりしてたあの人も多分賢い人)
で、バイキングスタイルだっので食事がのる台の下にトレープを張って行くのを任される。
が、うっかり膝小僧を大まかに伝線させてしまう。(つぅか穴がぱっくり行った)
気付かれないように立ち働く(笑)
次に皿セットしたり、ナプキン折ったりしてる内に何故か河野さんが俺ほったらかしでアガってしまわれる。
一体・・・。
つぅかセットだった俺はどうすれば・・・。
むしろ今何時ですか・・・梅木課長は今日は十五時位にアガれるって・・・。
このままコキ使われるんじゃないのかと一抹の不安を抱えつつ、いろいろあって俺が今日デビューだと知って急にいろいろ丁寧に教えてくれるようになった木下さんとセットになる。
内に藤の間がハケ、次の会場準備に入る。
木下さんに御教授承りながらついていろいろやっていると、坂本さんに
『なんかカルガモの親子みたい(笑)』
と言われる。
で、木下さんが
『でも内心アセってるんですよー(笑)』
とか言うから、ヤバ、俺が失敗しないかどうかって事!?ってドキっとしたら、フォークをセットする木下さんの後ろについてナイフを俺がセットしていた為、追いつかれるかも、でアセっていたという事だったらしい。
ふぃー・・・よーかった、とか思ってたら、坂本さんに
『そうやねん、仕事早いもんなー(笑)』
と名指しで褒められ(?)る。
が、なんと答えていいかわからず、にたにたと馬鹿面を下げているのみとなる。(←やな新人)
で、いろいろやってる内に無事アガれる事となる。
会場にアイサツ入れてアガるらしいので木下さんについていって、木下さんがアイサツを入れた後の間を狙おうと窺い待つ。
木下さんが
『お疲れ様でした、お先に失礼しまーす』
を合図に俺も復唱。
したら坂本さんが
『今日はもうアガりねんな?お疲れ様でした』
とまたわざわざ名指しで言ってくれる。
また木下さんがバックに下がるのを合図に俺も下がろうと思ってたら木下さんが常勤塩見と話し始めてちょっと待機状態になる。
うーむ、ちかれたびー・・・とか思って静かに待機してたら、わざわざ近くに来て前に立って顔を見てまた
『お疲れ様!!』
と坂本さんが言ってくれる。
笑顔で
『はい、お疲れ様でした!!』
と返し、上に帰って勤務表を記入、着替えてロッカーから出る時に木下さんがいたので
『お疲れ様でした、お先に失礼します』
とアイサツを入れ、出るまでにもう一人(通りすがりで認識不可能)が目に入ったので、
『お疲れ様でした!!』
って言ったらまた坂本さんで
『はい、お疲れ様ー。またねんーVV』
と言われる。
・・・坂本ラヴ!!
惚れるよ、アンタ!!恋します!!
さりげに今日は坂本&木下でぃでしたとさ(←河野さんは/笑)
しかも坂本さんのジェントルな見守り方ときたらもう!!
次も坂本さんいないかなー・・・(←夢見がち)
フジタが坂本さん常勤の場ならもうあちしフジタだけでいいかも・・・。
ニュー京都が一番いい仕事場らしいけど・・・。
そんくらい坂本さんに惚れた一日でした。


そして帰りに親父んとこに寄る。
したら親父、畳で布団ひいて寝てました。
・・・何故。
ずっこけ予防らしいんですが、病院の床に畳しいて布団で寝る病人って一体・・・。
つーか、病院の行きと帰りはホテル従業員モードから脱しきれずにエレベーターとかで『失礼します、何階をご希望でしょうか』とか言いそうになる。
やっべー・・・絶対バイト弐の図書館カウンター業務で『おはようございます』の所を『いらっしゃいませ』とか言っちゃいそー・・・とか思いながら帰宅。

飯も喰わず、日記執筆(←と言い切ってみた)に早三時間。
アホみたい。
つーかこんなの読んだっておもしろくなさげ。
ま、こんな日もあるってね。


さー、飯喰おーっっ!!


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狗神史狼 [直訴]

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