皇帝の日記
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イサムさんを寝付かせるのが面倒くさいから、勝手に寝てもらうようにしている。 9時になったらベビーベッドに寝かせ、電気消して放っておくと寝る。
しかし、どうやって一人で眠っているのか、ほんのちょっと気になったので、今日は消灯後、目を凝らしてイサムさんを見守ってみた。 すると、はじめの1、2分空泣き(嘘泣き)した後、自分で電動メリー(青いとオレンジのライトがつくので、暗闇でも見える)の電源を入れて、ごろっと横になって眺め始めた。
・・・おっさん臭い・・・。
そのまま何回かごろごろ寝返って、スースー言いながら眠り出したのであった。 おっさんよのう。
さて、そろそろ祖父の一周忌。 ここ数年、身内の他界と出産と、生死が一気に重なったので、命って儚いから尊いのよね、などと月並みな事が身にしみるんであります。
人に夢と書いて儚い。 何があった昔の人よ。
だからというか、自分が寝る前に、必ずイサムさんのベッドを覗いて、めちゃくちゃな寝相をまっすぐ整えて、きちっと心を込めて毛布をかけ直している。 なんで心を込めるかと言うと、明日にでも自分の頭に隕石が命中して死ぬかもしれないので、だとしたらイサムさんの毛布を直してあげるのは、これが最後かもしれないじゃないか。
そんな事を言ったら、なんでもかんでも最後かもしれない。 常にそんな事考えてたら変なので、一日の終わりに、愛情を込めて毛布を直すのである。
ところでイサムさんは、だいたいベッドの前か後ろにぎゅっと詰まって、おむすびのような形で寝ている。
皇帝

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