皇帝の日記
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ただいま〜。 ラスベガスは砂漠で、暑さが半端なかった。 でも、全ての娯楽はホテル内に集中しているので、外を歩くような用事もなかったので良し。 色々楽しい事があったが、とりあえず帰りのゴタゴタをば。
帰りは飛行機で、ラスベガスからロングビーチまでの便だった。 だがしかし、離陸してから一時間程して機体が半端なく揺れだし、やがて機内のどこからともなく水がポタポタ降ってきて、空調は壊れて気温は上昇。 「バスン!バスン!」と爆発音がして、機長が放送で「大丈夫。何か良く原因はわからないけど、大丈夫だからね!」と謎の言葉を残し、その後も機体は激しく揺れ続け、隣のおばちゃんは青ざめて軽くパニック。 「ピザ食べて来なかったわ」とブツブツ言いだす始末。
皇帝は、ちょっと揺さぶられて乗り物酔いになったものの、「あーイサム置いてきて良かった。これで安心して墜落できます」という思考回路に突入していて、心は仏さまのように澄み切ってたのであった。 チーン。 イサムさんの面倒は、義弟一家に任せます。 よろしく。
とかなんとか考えながら、レストランでもらった塗り絵をして遊んでいた。 「ラスベガスに帰りましたんですが、緊急着陸用の滑走路が混んでるので、低空で待機します。でも大丈夫だからね!」という機長の挨拶の後、更に一時間ばっかりグルグル飛ぶ飛行機。 だらだら出て来る水。 どんどん上がる気温。 あっつー。
やがて、無事に着陸したものの、「これから何が原因か調べるから、一時間くらい座ったまま待っててね」というアナウンス。 えー。 まあ良いか。 塗り絵も佳境に入ったところだし。 と、ヌリヌリしていたら、同行の友達6人のうち、2人が「もう駄目!飛行機怖くて乗れない!」と言いだした。 えー。 乗れないったって、乗らなきゃ帰れないよ。
話はまき戻るが、このパニックした友達のうち一人の女の子は、今回の旅行中、重要な商談の真っ最中であった。 ギャンブル中もレストランでも、ひっきりなしに電話をし続け、夜寝る間も惜しんで仕事をしていたのだ。 なぜかというと、彼女が心血注いで育ててきた会社を、今まさに売り渡さんとしており。 結局旅行が終わる前に10億円で商談成立したのである。 ミリオネラおめでとー!
して、件の彼女は「バスをチャーターして、バスで帰る!私はきっと今日この時の為に働いてきたんだわ!」と、恐怖のあまり涙を流しながら飛行機を降りて行ったのでした。 おお、でもバスでロングビーチまで行くとなると、日曜日だし5〜6時間はかかるよ。 それよりは飛行機の修理を待った方が良いんじゃない? と思ったのだが、彼女の婚約者と、他に恐怖した友達が「じゃあバスに乗ってく」と次々と降りて行った。
まあどうしましょう。 うーん、でも今日中に帰って、イサムさんをサンタバーバラに迎えに行かないといけないし・・・。 うーん。 と悩んでいると、携帯にメールが「バス会社の友達にバスを借りる事ができたけど、パーティーバスしか無いので、それで帰ります。一緒に行く?」と入った。
パーティーバスだと!?
なんだか良くわからないけど、魅惑的な乗り物じゃないの! と、ジャバ夫さんと飛行機を出ることに。 すいませんお義母さん、もう一日イサムさんをよろしく。
んで、飛行場にやってきたパーティーバス。 外観は、半端なくでっかい真っ黒なバスで、窓も黒。 中は、テレビが6台と総革張りのソファーが4台入ったリビングと、カクテルの作れるキッチン、トイレ、それから同じくソファーが3台入ったエンターテイメントルーム。 エンターテイメントルームにはポールダンスができるステージ、テレビ2台、映画の上映できる大スクリーンが一枚あって、ストリップのお姉さんを呼んだ時に使うと思しき怪しげな照明システムがイン。 ポールも七色に光ります。 でもポールダンサーは居ないので、皇帝と他の既婚者2名で色気も無くポールに登ったりしていた。 ダンサーを呼んだら楽しそうだけど、チップが大変そうだ。
そして、横になってだらだらとテレビや映画を観ながら、家に戻った時には午前1時半。 飛行場に荷物を取りに行く気力も無く、眠りについたのでした。
という、人生にたぶん一度くらいの経験をしました。 グダグダ。
皇帝

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