皇帝の日記
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さて、義弟のレース。 北アメリカ・チャンピオンシップをかけた争いだったそうです。 木曜日から日曜日まで4日間かけて、7回競技する。
義父母がサンタバーバラからわざわざクルーザーを持って来て、船の上から観戦する予定だったのだが。 なんとレースの日にコンピューター制御のエンジンの、肝心のコンピューターがぶっ壊れ、あれやこれやとして結局土日にセイルボートを借りて、ようやく間近に観れるようになった。
しかし比較的小さなセイルボート。 暴れ回るイサムさんを抱きかかえての乗船は不可能と考え、土曜日はお留守番していた皇帝。 最終日に、船酔いに懲りた義母がイサムさんを見ててくれるというので、皇帝応援に参戦〜。
マリーナから外洋に出て行くと、これでもかってくらい船が揺れて、さすがにちょっとおえ〜っとなる。 平常心のジャバ一族(赤子含む)。
最近の調査で、ジャバ一族は元々ノルウェイでバイキングをしていたという事が判明。 お宝探しや略奪が性に合わなかったのか、単に良い土地を見つけたからなのか、700年以降スコットランドの地に定住するようになり。 そのうち食糧難で新大陸に船でやって来て、大西洋沿岸で海賊をしていたけどやっぱり性に合わなかったのか辞めて、陸に上がって定住した一族だという事がわかっている。
だから(?)誰も船酔いとかしないらしい。 ちょっとおえ〜っとしてるのは、嫁ばかり。 おえ〜。
そしてレース。 これまであまりいい結果が出ていない義弟。 皇帝の怨念、ではなく熱意ある応援が届いたのか、序盤から好スタートを切る義弟チーム。 しかし40ものチームが参加する今大会、スタートの足並みがそろわず、何度か仕切り直しに。
それにしても、皆すごい技術。 大きなボートを、帆を操って自在に動かす。 皇帝の目には、スタートラインにお隣さんとぶつからずに並ぶのも不可能に見えるのに。 ボートの上をあっちへ行きこっちへ行き、ロープを縛って解いて縛って解いて。 なるほど、こういう労働が苦にならない人が、船乗りになるのだな。 風呂場の排水溝を一年放置している僕には無理だ。
そして、新生児が船の上で表も裏もこんがり焼ける頃、レース終了。 なんとこの日、義弟は9位に入る大健闘。 オリンピックメダリストや、南米チャンピオンなんかが出場しているこの大会、9位はすごい事なんだそうな。
また、セイリングは選手生命が長く、チャンピオン達も余裕でオーバー40。 もちろん体力は衰えるかもしれないけど、セイリングは実は戦略のスポーツでもあって、経験が物を言うのだとか。 だからこれからも義弟がこの競技を続ければ、もっと強くなる可能性が高いという。 強くなれば、チームメイトを良い人と交代したりできるらしいし(はないちもんめ原理で)。
というわけで、良いレースだったのでした。
そういえば、プラハのユダヤ人地区の建造物が丸っと綺麗に残っているのは、大戦当時ドイツが「もう滅んだけど、ユダヤという人々が居て、こういう生活をしていました」と街ごと博物館みたいにする予定だったんだとか。怖い。
いつも思うのだが、ユダヤ人が何十万人殺されたとか、アフリカで何たら部族が何万人死んだとか、広島や長崎で何十万人が一斉に消えたとか、アルメニアと言う国はもう無いとか。 そういう大虐殺が起きても、結局どこの何人も消えてなくなったりしていない。 つまり、どんな残虐で大規模な殺戮をしても、根絶やしって不可能なんだよね、と思う。
だからもう、誰か気に入らないからって殺そうとするのは無駄だって気付いたら良いのに。 ラブアンドピース。
皇帝

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