皇帝の日記
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初めての学校は、わざと木曜日始まりになっていて、すぐに土日休んで両親が様子を見れるように工夫されているわけですね。
まあイサムさんの場合、様子を見るまでもなく。 初日迎えに行ったら、楽しそうにキャッキャ遊んでおったので、特に問題はなさそう。 お母さんを見つけても「まみー」と指差し確認しただけで、駆け寄って来るとかそいう感動のイベントは無かった。 安心っちゃ安心だけど、ちょっと寂しいよ、マミーは。
金曜の今朝も、普通に門をくぐって登校しました。 他の子のように、去って行く親にすがって泣き崩れるとか、そういう事は無く。 先生に「イサム、グッドモーニン。おいでおいで」と呼ばれて、ニコニコしながら教室に入って行きましたとさ。 マミーは校長室で授業料を支払って帰ったよ。
校長先生も「イサムはなんというか、ハワイ的ね」とわけのわからない感想を述べていました。 ケセラセラ〜なるようになる〜でしょ〜。あろは〜。 なんだってさ。 先生にかまって欲しいとか要求する事も無く、何かおもちゃに執着して泣くわけでもないらしい。 おおむね勝手に一人で遊んでますってさ。 そうですか。 うーん、家でもだいたいそんな感じかな。
ちょっとだけ心配なのは、あんまりランチボックスの中身が減ってないこと。 家でも元々食が細いけど、マミーが粘り強く食べ物を口に入れてあげて、ようやく普通よりちょっと少ない量をじっくり食べているくらいだから。 もちろん、一人で5人くらい見てる先生が、そんな根気よく食べさせてくれるわけはない。 食べなかったところで、放っておかれてるんだろうなと思う。 ますます痩せてしまうよ。
そして、反比例するかのように、ユアンが増々肥えてゆきます。 最近ユアンがマシュマロマンみたいに見えて来たよ。 着替えに貸してあげたイサムさんのTシャツがパツンパツン。 政権交替は近い。
皇帝

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