皇帝の日記
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イサムさんは小食だが、米はよく食べる。 というか、米しか食べてない時もある。 以前、日本から沢山ふりかけをいただいたのだが、それらをかけて毎日ほんの少しずつ違う味を楽しむのがイサム流。 今のイサムさんは米とふりかけで出来ていると言っても過言ではない。
でもって、他の肉や野菜は言っても食べないし、言っても食べなければむろん怒っても食べないし、怒るだけ無駄だと思うので、とりあえず米をせっせと炊いて絶やさないようにしている。
僕がイサムさんを怒らないのはね、たぶん怒り方がわからないのと、ものぐさなのの合わせ技だね。
とにかく米食べてれば良いか、と。 きっとイサムさんの前世は江戸城下の武士なんだよ。 米だけ食べて生きてたんだよ。 マツコ・デラックスだって、米食べてあんなに大きくなったじゃないか。
そのうち他のもんも食べるようになるさ。 ぼやー。
さて、最近猫らとブーマーさんが、運痴だと判明した。 猫らがね、転けるんですよ、角を曲がる時とかに。 ズルズルっとね。 まあそれは、福さんもそういうところあるから。 猫だからって運動神経が良い筈とか、決めつけたら可哀想でしょう。 世の中には計算の遅いアジア人や、筋力の無い白人や、リズム感の無いアフリカ人だって居るんだから。
しかし見てしまったのですよ。 机の下の匂いを嗅ぎながら、トコトコ歩いていたブーマーさんが、なんも無いところで突然前足を滑らせて、後ろ足も踏ん張れなくて、ものすごい音をたてながらずるどどどどどごんごんごんごんと転げるのを。
犬ってさ・・・。
いや、なんでもないさ・・。
皇帝

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