皇帝の日記
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スキニー・ビッチという言葉がありましてね。 元々ニューヨークタイムズかなんかで紹介された本の題名なんですが。 細くある為にはこのような心構えで生きて行けよわれ、という内容の本。
その心構えと言うのが、「彼氏の作った物は食うな」「家族と冷蔵庫を別けろ」「デブ友と交際するな」というような、実に細くある為だけに生きているというような・・・。 しかし、この本がスキニー・ビッチなニューヨーカーに受けて、大ヒットセラーになったんだってさ。
まあ置いといて。
母乳育児の利点にまず挙げられる「母乳出してると痩せて、産後シェイプアップに効果的」というやつ。 あれ、真実に近付けて表現変えると「母乳出してると体力と栄養を奪われてやつれる」だと思うんだよね。 だから、母乳出てる間は「栄養をしっかり取って、体力をつけるように」とアドバイスしていてくれないと。
よっぽど食べてた妊娠中より、よっぽど食べていると言うのに、ものすごく疲れている。 嘘か本当か知らないが、一説によると三時間おきの授乳を男性が一週間やると、過労死するらしいよ。 フルマラソンばりに体力を消費するんだってさ。 どうりで。 みるみるやつれているよ、私。
フランス人の母親が、ほとんど餓死寸前みたいなきびしいダイエットを強行して、その一貫として完全母乳育児をしていたら、赤ちゃんが栄養失調で死んでしまったというのよね。 なんというむごい話だよ。 ミルクあげてれば良かったのに。
自分をいじめるようなダイエットは、すべきではない。 と、警鐘を鳴らしたいのだよ。
さて、物欲に任せて集めまくった靴とバッグを、ついに処分することに。 年末にやれよ!という突っ込みは置いておいて。 いつも通り教会に寄付しようかとも思ったけど、革物は売りやすいので、次の持ち主さんに可愛がってもらえよと、一度現金化を試み。 ネットオークションで売るのは写真撮ったり配送したり管理が大変そうだから、近所の古着屋さんを利用する事にした。
この古着屋さんは委託販売で、売れた分の40%をくれるという方式。 二ヶ月間店頭に置いてくれて、その後売れ残ったら引き取らないといけない。 しかもブランド物しか扱ってくれないという。
でもまあ、ブランド物と言ってもレーベル(出自がわかる程度)がはっきりしていれば、一流でなくても置いてくれるので。 例えばDKNYとかカルバン・クラインとか、アメリカになじみ深い誰でも知ってるブランドならオッケー。
しかしサンタバーバラの有閑マダム達が利用しているので、店頭品はディオールとかシャネルとか・・・。 おおお。 ここに、なんとなーく社販で買ったドメスティック・ブランドを置いて行って良いのでしょうか。 でも、でもね、お前達は私がマーケティングで生み出した(あげくに売れ残ったわけだが)商品。 お前達、しっかり魅力をアピールして、新しいご主人様を見つけるんだよ。
と、お店を離れる時には、なんだかかわいい我が子を東京に集団就職させた田舎の母のような心境になったのでした。
でも靴ってサイズがあるから難しいよね。 私22センチなんで、アメリカにそんなに足の小さな人々が居るだろうか、という問題が。
2ヶ月後、結果を待て。
皇帝

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