皇帝の日記
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2012年03月09日(金) シッター叱咤

学校に行っている間、ウイジの面倒はジャバ夫さんかお義母さんがみています。
ありがたい事です。
なむなむ。

だがあえて言わせてもらおう。
毎回ウイジをみてもらう度に、これを言いたい!という気持ちをぐっとこらえているのだ。
ぐっ。

それは、搾乳した母乳を、ほんのちょっと哺乳瓶の底に残しているということ。

自らウイジに哺乳する時は、最後の一滴まで、哺乳瓶を逆さにしてグルグル回し、遠心力で集めた母乳を飲ませている。

何故なら母乳の成分は血液。
まさに母の血。
私の血から出来た栄養分を、一滴残らずウイジに飲んでいただきたい。
無駄にしないでおくれ。

ということを、言おうかどうか一瞬だけ悩むのだが。

でも「良い子だったよ、ミルクも全部飲んだよ」とにっこり笑ってウイジを返品しにくる夫や義母に、そんな小さな事が言えましょうか。
「お義母さん、ここの瓶の首に残ったミルク、これも飲ませて下さい」
と言うのが、なんだかとっても小さい気がしてね。

もうひとつ迷うのは、彼らが悪戦苦闘した挙げ句に、わっちの机の上が粉ミルクのパウダーまみれになること。

粉ミルクも、何故か使用する際に頭の中に浮かぶのが、戦争小説かなんかの弟の粉ミルクを盗み飲みしているうちに弟が死んじゃった話とか、今なお内戦に苦しむアフリカの子供達とか、そういうの。
それって私だけ?
一ミリも無駄にしてはいけない。
というか、粉ミルクの性質上、哺乳の段階で多少無駄になるじゃないですか。
赤ちゃんが飲み切らなかったり、吐いたりして。
だから、調乳で無駄にしてはいけないと思うんですよね。
・・・私だけかもしれないから、自信が無いけど。

だから、普段貴重品のように扱っている粉ミルクが、どばっさー!っと机に巻き散らかされていると、やれやれだぜ!と思うのです。
掃除するのも面倒いけど・・・。
何故哺乳瓶に注ぐ時に、そーっと入れないのか・・・。

そして二人とも、面白いくらい水の測り方とかいい加減なんだ・・・。

後にチェックすると、溶かし切れない程の粉を入れてしまったが故に瓶の底に残っていたり。
逆に少なくてうすーいミルクが飲み残してあったり。

何を飲まされているんだい、ウイジ?

まあそんな小さな事なんですけどね。
彼女は気にせず大きくなっています。


皇帝