それは限りなく生理的欲求に近いもの。なんだか無性に歌いたくなって、自室の押入れに向って大声で歌う。お隣さん、うるさくしてごめんね。近いうちにカラオケでも行こう。歌は歌わないと死んでしまう気がする。芝居はやらなければいけない気がする。必要と義務感。どちらが大事かは分からないけど、強い気持ちほど理屈じゃないというのなら、きっとどちらも諦める事なんてできそうにない。理由なんてない。ただ強く、強くそんな気がするだけなんだ。