【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2007年12月09日(日) 優しいひと

上野、御徒町にある吉池。食べる物も食べない物も、値段は本当にピンからキリまで。いつ行ってもいつまで経っても同じ商品が埃をかぶって並んでいる(ように見える)、そして埃をかぶっている半額セール品が型落ちしたブランド物だったりする、アメ横の混沌をそのままビルにぶち込んだような店。
 その3階、鞄売り場にて。 通勤用の鞄を探していると、おじさんというより明らかにおじいさんな店員さんがアレコレと説明をしてくれた。 やっぱり革が宜しいですか?それとも軽い方が?これなら国産ですから安心して使って頂けますよ。あなたが使うんなら黒よりは茶色の方が宜しいでしょう。 正直こういうのは苦手なのだけど、確かな商品知識を持った販売員のいる店が少なくなった昨今で、長く使える良い物が欲しい時にはありがたい。 この革はね、手染めなんですよ。 残念、良い色だけど予算オーバーです。結局、そこそこの布張りのビジネスバッグを購入。
 「金具なんかも修理できますからね。壊れたら寄って下さいね」
 ブランド物だって店舗じゃ売りっぱなしで何かあったらカスタマーセンターへどうぞ、みたいな中で、ひょっとしてこれって結構すげえんじゃあないかと思わせる。そんなワンダー吉池。以外と穴場。4階だか5階だかの居酒屋?も評判が良いらしい。

ところで吉池って若い店員をほとんど見かけないんだが、大丈夫なんだろうか。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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