雑感
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2001年10月22日(月) 消費する文章

政治経済ものを追っかける職場にいるせいか、調査報告書、クリッピング、
翻訳などは、いわゆるナマモノになる。そういう職場に長くいると、文章を
保存するということには関心がいかず、常に新しいもの、文章を求める
くせがついた。メールなども1,2ヶ月は残しておくが、過去のものは
何も残っていない。さっぱりしすぎかもしれぬ。

昨年から日記や短歌などウェブで書いているけれど、
保存するという気がおきず、HPが何かの事故でなくなってしまえば
すべての文章は消える運命にある。短歌とて同じことで、その時々の
思いを31文字に表現したに過ぎず、心の中の思いというものは
絶えず流れているので、自分にとっては消費すべきものだと認識してきた。

最近、自分がその時々の書きしたためたものを振り帰ることが
増えてきたようだ。古い文章を読み返すのは、自分の過去のなつかしい
時間に戻れることに気がついた。昔の部屋に戻ってなつかしい机の
前に座って本を読んでいるような気持ちになる。
自分の昔の部屋まで壊すことはなかろうと思い、ウェブで書いたものは
HPの容量が許す限り、突発事故でなくならぬ限りほっておこうと決めた。


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