雑感
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2001年10月24日(水) |
出会いの必然とCaritasからの振込用紙 |
山元加津子さんのHPで読んだ文章に涙がこぼれそうになった。 雄太さんは言う。「偶然に起きたり出会えたりしたように思えること でも、それはけっして偶然ではないと僕は思うよ。起きるべくして起 き、出会えるべくして出会えたのだと思うんだ」 何度も耳を通り過ぎたことばだけど、ああそうだなあと、はっと気がつ く瞬間というのは、そんなに頻繁に起こらない。過去や未来の人との 出会いというのは偶然じゃないということを心に書き記しておこうと 思う。
今日、購読雑誌にアフガニスタンの難民の現状が、ポランティアや医師の 目を通して語られていた。あの貧しい国では、2ユーロ出せばパキスタン あたりの市場で毛布が買える。4,5ユーロで薬が買えるということ だった。冬が来るとマイナス35度くらいにまで冷え込んで凍死者があと を絶たないという。
同じ日にCaritasオーストリア(カソリックの救助組織)からアフガン 難民のための募金の振り込み用紙が送られてきた。一人一人の力は アメリカのミサイルの前には非力だけど、もし自分が2ユーロ出して 毛布が一枚買えるなら、誰か知らない難民が一人寒い思いをしなくて もよい。全体を何とかはできないけれど、自分なら20人くらいの 難民を凍えさせずにすむのではないかと思った。
数日前、施しについてあれこれ難癖をつけていた自分が恥ずかしい。
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